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2019.09.30

自然環境豊かないわき市で栽培されるお米はなぜここまで美味しいか

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はじめに

美味しいお米の生産地と言えば真っ先に出てくるのが新潟県という方も多いですが、実は福島県のお米も非常に美味しい品種が多いことをご存知でしょうか。特にいわき市で育てられるお米の美味しさには定評があり、一部の方では新潟県の米よりも福島県いわき市のお米の方が好きだという方もいるほどです。

この記事ではそんないわき市で育てられるお米が美味しい秘密と、いわき市オリジナルブランドであるお米のこだわりについて紹介します。お米好きな方で日頃あまり福島県産のお米を買わないという方は、これを機に一度いわき市のお米にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

福島のお米はなぜ美味しいか

この章ではまず福島県で栽培されるお米がなぜ美味しいのか、その理由について解説していきます。

環境に合わせてお米作りをしている

福島県では県内に阿武隈山地や奥羽山脈という大きな山脈がある訳ですが、この山脈を境目にして県内は三つの地域に分けることができます。福島県の西側から会津地方、真ん中の地域を中通り地方、さらに東の浜通り地方と分かれた地域は、山を隔ててそれぞれの地方で微妙に気候や土壌の質が違います。

それぞれ違う環境条件であるからこそ、各地域ではその地域の自然環境に合わせたお米作りを長年続けています。

福島の寒暖差がお米作りに最適

お米の元となる稲は5月に田植えをしてから、7月中旬から9月中旬の生育期間を経て稲穂を実らせます。この生育期間中に日中の気温は高く夜間の気温が低いほど美味しいお米が育つ訳ですが、福島県では昼夜の寒暖差が大きいためお米作りに適した気候になっていると言えます。

特A級のお米が多い

お米の美味しさをランク付けするイベントとして、日本穀物検定協会が定期的に「食味ランキング」を行なっています。直近の平成30年産米食味ランキングでは、福島県産の以下の品種4銘柄が特Aランクを獲得しています。

  • 会津コシヒカリ
  • 浜通りコシヒカリ
  • 会津ひとめぼれ
  • 中通りひとめぼれ
  • 里山のつぶ(参考品種として)

里山のつぶ以外の上記4銘柄については前年の平成29年産米食味ランキングにおいても、同じく特Aを獲得しています。この結果により福島県は2年連続特Aの獲得数が日本一になったのです。つまり福島県のお米の美味しさは日本穀物検定協会の折り紙つきということです。

福島県のお米が美味しいのは福島県が豊かな自然環境に恵まれており、かつ良質な水源が県内に数多くあることに起因しています。お米作りに最適な自然環境の条件が揃っているからこそ、福島県で栽培されるお米は高品質でとても美味しいのです。

いわき市のオリジナルブランドとは

日本屈指の米どころである福島県ではさまざまなお米の銘柄があります。この章では次に、いわき市のオリジナルブランドである「いわきライキ」について紹介します。

いわきライキとは何か

いわき市ではいわきライキ(Iwaki Laiki)という銘柄を、平成26年9月から販売スタートしています。福島県内で起こった原発事故のためにいわき市内のお米もまた風評被害に遭い、県外への販売が難しくなった際に、「Iwaki Laiki」戦略ブランド化推進本部が立ち上げられたことをきっかけに誕生しました。

いわきライキの「いわき」はいわき市からもじっており、また「ライキ」はハワイの言葉で「神聖な食べ物である米」を意味しています。このいわきライキは平成26年10月から市内の量販店や観光施設などで販売をし始め、今ではインターネット販売もされています。そのため県外の方でも簡単に購入することができます。

またいわきライキはいわき市産のコシヒカリで作られているため、その美味しさは折り紙つきです。いわきライキの美味しさについては上記で紹介した食味ランキングで実証されており、平成28、29、30年産米食味ランキングで3年連続特Aランクを獲得しています。

特Aランクを獲得したお米をこれまで食べたことがないという方は、手始めにいわきライキから試してみるというのもいいかもしれません。

いわき市のお米の美味しさの秘訣とは

いわき市は福島県の東南端に位置しており、夏は涼しく冬は暖かな気候であることが特徴的です。そんないわき市は年間日照時間が2,000時間超のため、全国有数の日照時間の長さを誇ります。そんな太陽の恵みをさんさんと浴びて育ったいわきライキが非常に高品質のお米であることは、食味ランキングによって実証済みです。

またいわき市では夏井川水系や鮫川水系などの水源が豊富です。川には山の森林が作り上げたミネラルが溶け込んでいるため、いわきライキもまたミネラル豊富な水によって栽培されています。そしていわき市内の土壌は粘土質で米作りに適した栄養素が豊富なため、その点も美味しいお米作りには欠かせません。

いわき市では美味しいお米作りを農家全体で行うため、市内の農業団体が各農家のところを周りこまかなアドバイスを実施しています。各農家がそのアドバイスに従い適切な栽培管理をしているため、いわき市で栽培されるお米は他県のものより味が良いという訳です。

いわきライキのパッケージの秘密とは

いわきライキのパッケージを見てみると、真っ白に輝く太陽と青い海を背景に3人のフラガールが踊っているのが描かれています。

実はいわき市ではかつて石炭産業が衰退した時にフラガールが活躍して町興しをした経緯があるため、地震や津波などの災害、原発事故の風評被害にも負けず克服していきたいという願いを込めてこのパッケージにしたと言います。映画「フラガール」の舞台にもなったいわき市では、スパリゾートハワイアンズに行けば本場ハワイさながらのフラダンスショーが見られますし、市内ではフラガール甲子園が毎年開催されるほど、いわき市とフラガールには密接なつながりがあります。

ここで簡単にではありますが、いわきライキのパッケージに描かれた各要素についても併せて触れておきましょう。

①笑顔で踊るフラガール

いわき市内にはいくつものフラダンスチームがあり、フラガール達が切磋琢磨している環境があります。

②いわき市の青い海岸線

いわき市の太平洋沿岸は全長約60キロメートルにも及び、その長い海岸線には「いわき七浜」と呼ばれる場所があります。そこは例年のように海水浴客で賑わうため、市内の夏の観光スポットであるとも言えます。

③塩屋埼灯台

パッケージの右端に描かれた灯台は、いわき市の薄磯海岸の海抜73mの断崖に建てられた塩屋埼灯台がモチーフとなっています。沖合40キロメートルまで届くという灯台の光が、震災により被害が出た沿岸部の地域を夜には優しく照らし出してくれます。

④ハイビスカスとココスヤシの木

いわき市にあるいわき市フラワーセンターには、実は南国の植物として知られるハイビスカスが育てられています。またいわき市の一部ではココスヤシの木が育てられています。パッケージにも白抜きで描かれたハイビスカスとココスヤシの木が、いわきライキのハワイアンなパッケージを彩っています。

⑤白く輝く長い太陽

いわき市は日本トップクラスの日照時間を誇るため、いわきライキのパッケージにも真っ白く輝く太陽が描かれています。いわきライキもまた太陽の恵みをたっぷりと浴びて栽培されているため、いわき市にとっても、そこで育てられる農作物にとっても欠かせない存在であることはまず間違いありません。

福島県独自のブランド米とは

ここまでいわき市のオリジナルブランドであるいわきライキについて紹介してきましたが、この章では最後に福島県独自のブランド米について紹介しておきます。

里山のつぶ

お米の原料である稲と言えば寒さに弱い植物として知られていますが、寒さや病気に強く倒れにくい品種として育てられたのが、食味ランキングでも特Aランクを獲得した「里山のつぶ」です。

里山のつぶは何と言っても一粒一粒が大粒でありなおかつ粒揃いのため、一口噛み締めた時には米のしっかりとした食感と適度な粘り気を感じることができます。里山のつぶに関しては標高300メートル以上の高地での栽培に適しているため、通常の場合では稲作に向かない地域でも米作りに取り組むことができます。

そうま天のつぶ

福島県として開発した天のつぶは米粒が大きく収穫量も多い品種なのですが、その天のつぶをさらに改良してより大粒になるよう育てられたのが「そうま天のつぶ」です。

相馬市でプレミアムブランドとして販売されているそうま天のつぶは、販促のためそうま天のつぶを使用した日本酒作りも同時に行われています。実際に県内のアンテナショップやJAの農産物直売所でも販売されており、しっかりとした食感でありながらお米自体の味はさっぱりと食べやすくなっています。

天栄米

食味コンクールで特Aランクを獲得できるのは並大抵のことではありませんが、米の銘柄として「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」で9年連続世界一に輝いたのは天栄米以外にはありません。

天栄米では独自配合された漢方肥料を使用しており、冷めても甘みが強く感じられ、お米の粘りと香りがしっかりと感じられます。天栄米を購入できる場所は限られていますが、一部店舗ではインターネット販売をしています。世界一に輝いたお米を一度食べてみたいという方は、「天栄米」で検索してみてもいいでしょう。

まとめ

福島県内で栽培されるお米はどれも高品質であり、また銘柄によってその食感や粘り気、甘みなどのバランスも微妙に違ってきます。各銘柄の味についてはインターネットで検索してみると情報が出てくるため、興味のある方はそちらを参考に購入を検討してみてはいかがでしょうか。

また今回紹介したいわきライキは、いわき市にふるさと納税を行うとお礼品として貰うこともできます。興味のある方は下記リンクから確認してみるといいでしょう。

▼関連サイト▼

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」

https://www.furusato-tax.jp/

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  • 文化・スポーツを核とした地域ブランディング
  • 子育て・教育先進都市の実現
  • 市民がいきいきと暮らせる環境づくり
  • 市におまかせ

福島県いわき市には、いわき市のブランド米いわきライキをはじめ、250種類近くの返礼品が用意されています。

いわき市は太平洋に面していることから、返礼品として海の幸が多く扱われていますね。その他にも、「スパリゾートハワイアンズ」や「アクアマリンふくしま」の宿泊券や前売り券などもあります。

いわき市だけではなく福島県内、各市町村でふるさと納税を実施しています。
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