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2020.01.06

福島県で人気のご当地パンの種類や美味しいお店を一挙紹介!

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はじめに

福島県と言えば喜多方市の喜多方ラーメンが有名なご当地グルメとしてありますが、実は福島県のグルメの魅力はそれだけではありません。福島県には地元民の方々から長く愛され続けるご当地パンという存在があり、このご当地パンではスイーツのような味わいのものからがっつりご飯系になるものまで、その種類は実に豊富です。

この記事ではそんな福島県のご当地パンについて、その種類や美味しいお店を紹介します。これまで福島県のご当地パンについてあまり知らなかったという方は、この機会に福島の新たな魅力を発見してみてはいかがでしょうか。

福島県では自然豊かな観光名所やそんな自然の恵みを受けた美味しい農産物が数多くありますが、美味しいご当地グルメがあることも忘れてはなりません。以下では実際に地元民や観光客から愛され続ける福島県のご当地パンの種類について、その美味しいお店とともに順に紹介していきます。

クリームボックス

福島県郡山市では郡山ラーメンがじわじわと人気が増してくる前から、長らく愛され続けてきたご当地パンがあります。それが分厚い食パンの上に練乳たっぷりのクリームを塗った「クリームボックス」というご当地パンです。

このクリームボックスというご当地パンは郡山市民にとってはかなり身近な食べ物であり、実際に郡山市のスーパーやコンビニ、さらには学校の売店などでも普通にその姿を見かけることができます。クリームボックスはそのクリーム部分でバリエーションがあり、クリームの上に何らかのデコレーションが施されたものもあれば、クリームボックスらしからぬ華やかな見た目のものまでさまざまです。

昭和に誕生して以来ずっと愛され続けるご当地パンであるため、郡山市民の方にとってはもはやソウルフード的な存在であると言っても過言ではありません。そんな郡山市民が愛すべきクリームボックスを作っている美味しいお店についても、以下で確認しておきましょう。

①大友パン店

郡山市虎丸にある「大友パン店」は、クリームボックスが美味しいパン屋さんとして地元でも評判のお店です。ここのお店のクリームボックスはしっかりとした分厚い食パンの上に控えめな甘さのクリームがたっぷり乗せられており、まさにクリームボックスの王道的な存在感です。

福島県では同じく「酪王カフェオレ」というご当地ドリンクがありますが、そんな酪王カフェオレを使用した「カフェオレボックス」も当店では販売されています。一口かじればほろ苦いコーヒーの風味が口いっぱいに広がり、これはこれで大人の味に仕上がっていて美味しいです。

②手づくりパンの店 WALT(ウォルト)

郡山市富久山(ふくやま)にある「手づくりパンの店 WALT」では、丸い形状のクリームボックスが購入できます。少し薄めのパンの上に同じくらいの厚みがあるクリームがたっぷり乗せられており、そのままかじって食べるのもいいですが半分に一度割ってからこぼれそうなクリームをしっかりと付けながら食べ進めていっても美味しいです。イートインスペースが広いので、好きなパンを買って店内で楽しむこともできます。

③Rusk(ラスク)

南福島駅から歩いて15分ほどのところにある「Rusk」では、バリエーション豊かなクリームボックスを販売しています。オーソドックスなミルククリームのクリームボックスもあれば、ミルクチョコレートクリームの上にキューブ状のビターチョコが散らされたクリームボックスもあります。また期間限定で出てくるクリームボックスもあるため、定期的に通って期間限定のクリームボックスを探しに来てみる方もいるそうです。四角いパンの上にさまざまなクリームが乗せられたRuskならではのクリームボックスは、その美味しさから地元民のファンも多くいます。

水虫パン

名前のインパクトが強烈で何とも言えず独特な形状をしているのに、試しに食べてみたら意外と美味しいというちょっと一風変わったご当地パンがあります。それが「オカザキドーナツ」が販売している「水虫パン」です。

福島駅から徒歩20分とやや遠い距離にある街の小さなパン屋さんといった雰囲気のオカザキドーナツは、青い瓦の三角屋根がトレードマークのパン屋さんです。水虫パンはその名の通り足の形をしており、味のバリエーションとしてはピーナッツバターやママレード、ブルーベリーがあります。POPにも水虫をデフォルメしたイラストが描かれているため、水虫パンが見つからないということはまずないでしょう。

形状をよく見るとどうやら左足の形になっているらしい水虫パンは、外側はカリッと内側はモチモチとしていて2種類の食感が楽しめます。切り込み部分にはたっぷりのジャムやクリームが挟まれており、水虫の水ぶくれを表現したブツブツ部分ではクッキー生地が使われているため、最後まで飽きずに食べきることができます。名前と見た目のインパクトがとにかく強烈なので、福島県で個性的なお土産を買って帰りたいという方にもおすすめです。

おのまち小町アイスバーガー

福島県の小野町民から愛されるスイーツ的なご当地パンとして、「おのまち小町アイスバーガー」も忘れてはいけません。ちょうどご当地グルメブームが到来した時にPR活動を行ったところ、食べた人々の口コミによってその情報が拡散されて人気が出たということです。

温かいパンに冷たいアイスクリームを挟んでおり、食べ進める間にもパンの温かさでアイスクリームが徐々に溶けてきます。絶妙な温度差が楽しめるアイスバーガーは、ちょっと小腹が空いた時にも嬉しいボリューム感です。以下でそんなアイスバーガーが販売されているお店についても確認しておきましょう。

①ススムストア

アイスバーガーの元祖として忘れてはならないのが、小野町に4店舗を展開している「ススムストア」です。ハンバーガーを作る要領でバンズの間にアイスクリームを挟み込んだこのスタイルは、30年以上前から今までずっと変わっていません。

ススムストアでは10種類のアイスクリームの中から好きなものを選んで挟めるため、自分好みのアイスクリームでアイスバーガーを楽しむことができます。ちょっと素朴なスタイルのアイスバーガーは、温度差で徐々に溶けるアイスクリームの変化も美味しいご当地パンです。

②シェフリー松月堂

商工会青年部が開発した見た目も華やかなアイスバーガーは、「シェフリー松月堂」で購入することができます。地元産の米粉やフルーツにこだわって作られているアイスバーガーは間に挟まれたアイスクリームの上からチョコレートソースと砕かれたナッツがトッピングされており、ちょっとオシャレな見た目になっています。

味自体は元祖のものよりもスイーツ感が増しており、米粉本来のもちもちとした食感のパンが冷んやりアイスと相性も良く、デザート感覚で食べるのにはうってつけです。また旬のフルーツや野菜を使用した期間限定のアイスバーガーが販売される場合もあるため、こちらも要チェックです。

国見バーガー

東日本大震災の後に町おこしの目的から開発されたのが、福島県は伊達郡国見町で販売されている「国見バーガー」です。

ベーシックな国見バーガーではバンズの間に何とサバの味噌煮が挟まれており、甘めの味噌とパンが意外にも合うことにまず驚かされます。骨まで柔らかいサバの味噌煮は単品で食べてももちろん美味しいですが、もっちり食感のパンや新鮮な野菜と合わさることで食感の変化を楽しむことができます。

バーガーとしては栄養バランスも良さそうな国見バーガーは、道の駅以外でも実は販売されています。ご当地パンでもある国見バーガーをファストフードとして食べられるようにしたのが、「国見バーガー&ジェラテリア」というお店です。

名前を見ただけで何が売られているかすぐに分かるこのお店では、5種類の国見バーガーを食べることができます。「クラシック」と呼ばれるサバの味噌煮が挟まったオーソドックスなものもあれば、メキシコ風な味わいのソースがピリ辛で美味しい「ホット・チリバーガー」といった変わり種もあります。国見バーガーを初めて食べる方であればクラシックを試してほしいところではありますが、ここでは国見バーガーの進化系を食べることができます。

喜多方ラーメンバーガー

最後に紹介するのが、福島県内の代表的な喜多方ラーメンをそのままバーガーにした「喜多方ラーメンバーガー」です。

喜多方市のご当地パンとして開発されたラーメンバーガーは、バンズ代わりにラーメンの麺を円状に固めて焼いたものを使用しています。また間に挟まれる具材についてもラーメンのトッピングがそのまま使われており、豚の角煮や地鶏、メンマ、ナルトなどの具材が挟まれているのもインパクト抜群です。そして極め付けは喜多方ラーメンのしょうゆ味スープにとろみをつけたソースです。一見すると見た目の奇抜さを狙って作られた感じもする喜多方ラーメンバーガーですが、実際に食べてみるとラーメンで食べるのとはまた違った美味しさが味わえるので本当に驚きです。

それもそのはずで、麺は一度茹でてから形を整えて地元産のごま油で焼き固めたり、スープは会津地鶏のガラを丁寧に煮込んで作ったりと、ラーメンバーガーを完成させるまでの工程でかなりの手間暇がかかっているからこその美味しさです。地元産の食材の良さを引き出すために丁寧に作られたラーメンバーガーは、今では道の駅を代表するご当地グルメとして愛されるまでに成長しました。

ちなみに、この喜多方ラーメンバーガーは「道の駅喜多の郷」で販売されています。喜多方ラーメンの味わいが好きな方であれば、一度は食べてみたいご当地パンです。

まとめ

福島県では個性豊かなご当地パンが地元民から長く支持され続けていましたが、SNSの普及もあり県外での知名度もそれなりに高くなってきました。福島県ではこうした自然の恵みによって育まれる地元産の新鮮な魚介類や農産物を活かしたご当地グルメが豊富にあり、グルメ旅行と称して色々なものを食べ歩いてみるだけでも十分楽しめます。

福島県まで足を運んだ際には、ぜひ今回紹介したご当地パンを買いその美味しさを体感してみてください。

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