喜多方おはようマルシェに行ってみよう!福島県内の朝市情報もお届け
目次
はじめに
近頃「マルシェ」や「朝市」という言葉を耳にすることが増えてきました。
空気の澄んだ早朝から、地産地消や地域活性化などを目的として、各自治体や有志でスタートしたイベントブームです。早起きは三文の徳なんて言いますもんね。
そもそも朝市とは、休日などの早朝に集まり、その地において自ら生産した農作物や水産物、畜産物および加工品、工芸品などを持ち寄って販売する市場をさすようです。
マルシェも朝市と同じような意味を持ち、フランス語で、意味は「市場」です。
フランスでは、マルシェが昔から盛んに行われています。
マルシェと聞くと、なんとなくズラーっと並んだそれぞれのテントで、採れたてで色とりどりのお野菜や果物を販売しているようなイメージを持ちませんか。
とってもカラフルでポップな感じを持ちますよね。
でもマルシェのテーマって実は多種多様で定まったものはないそうです。
お野菜や果物だけでなく、お花もあるし、雑貨などの工芸品、フリーマーケット、お肉やお魚、パンなどマルシェでは扱われています。
飲食系のお店はテイクアウトしてその場ですぐに食べることもできるので、青空の下で食べたり飲んだりできるのも、マルシェの醍醐味の一つです。
そんなマルシェや朝市が、この福島でも開催されています。今回はその様子をご紹介しますね。
せっかくの休日、早起きをしてマルシェに出かけてみませんか。
きっと充実した1日になること間違いなしですよ!
喜多方市で開催!喜多方おはようマルシェ
福島県喜多方市では、毎月第四土曜日に喜多方市役所前駐車場で「喜多方おはようマルシェ」が開催されています。
福島の中でも豪雪地帯として知られる会津地方。その北部に位置する喜多方市では積雪の影響により、冬季の開催は厳しく、5〜10月のあたたかい時期のみ、期間限定の開催です。
喜多方おはようマルシェでは、毎回約30店舗が出店するほどの賑わいをみせています。
喜多方のお店を中心に、スイーツ、コーヒー、雑貨、古着などの出店が目立ち、新鮮野菜や花なども地元で作られたものが多く販売されていて、どれも目移りしてしまいますね。
おはようマルシェの特徴は、生産者やお店のスタッフとお客さんの距離がグッと近くなることです。
普段よリも近い距離での販売は、
「これは初めて見るけれどなあに?」
「この辺りでは珍しい果物で…」
「これはどうやって作ったの?」
「一から全て手作業で…」
「この野菜はどう食べたら美味しいかしら」
「今が旬なのでそのまま召し上がっていただけると…」
なんて、そんな会話があちこちから聞こえてきます。
販売の理想形だと思います。作り手の顔が見えて、さらにその商品に込められた「思い」を知り、感じることができるのです。
普段何気なく食べているもの、使っているものも、一気に親近感が湧き、愛着をもてますよね。
喜多方おはようマルシェは朝ラーとセットで倍楽しい?
喜多方おはようマルシェの会場は、前述したように喜多方市役所の駐車場で開催されています。
喜多方市役所といえば周辺は喜多方ラーメンの老舗、名店に囲まれた、最高の立地なんです!
喜多方ラーメンの御三家とも言われる
- 坂内食堂
- あべ食堂
- まこと食堂
上記3軒は全て市役所周辺にあり、市役所から徒歩で訪れることができます。
ということは、喜多方の名物「朝ラー」に舌鼓を打ちながら、マルシェを満喫することもできるということ。
これは一石二鳥!まさに早起きは三文の徳!
「朝ラー」とはその名の通り、朝からラーメンを食べることです。喜多方ではその文化が根付いており、早朝からラーメンを食べることもしばしば。
マルシェ当日に「朝ラー」した方には、マルシェ商品が当たるミニ抽選会が行われているとのことでした!
ただし喜多方ラーメン店各店で行われている「朝ラー」は地元の人だけでなく、観光客も多く訪れるため、大変混み合います。並ぶことは必須でしょう。
朝ラー後にマルシェに行くのか、マルシェを堪能しお腹を空かせてから朝ラーを食べるのか、その辺りは作戦を練る必要がありそうですね。
時間帯的には、朝ラー後にマルシェに行くことをおすすめします。
スープが終了次第、朝ラーの営業時間が終わってしまうため、並んでも食べることができない不測の事態は避けたいですね。
8時には会場入りした方が良さそう!
8時スタートのおはようマルシェ。
10時まで開催とアナウンスされていますが、なるべく早い時間に会場入りすることをおすすめします。
何故ならば、良いものや目玉商品のようなものはすぐに売れてしまうから!
大量生産しているお店ではないため数に限りがありますし、新鮮なものはより新鮮なうちに購入する方が良いですよね。
朝市ならではの、朝の澄んだ空気を感じながら各出展ブースをまわっていただきたいから、という理由もあります。
7時に朝ラーに並んで、8時にはマルシェに着くことができると、1日のスタートダッシュが最高の形できれると思います。
▼喜多方おはようマルシェ
公式HP:http://www.aizukitakatacci.or.jp/
運営:会津喜多方商工会議所
開催日時:5〜10月毎月第四土曜日 8:00〜10:00
場所:喜多方市役所前駐車場
TEL:0241-24-3131
福島市のマルクト朝市もおすすめ!
福島県内の他の地域では、マルシェや朝市が行われていないかなと気になったので調べてみました。
発見したのは、福島市で開催されているお洒落な朝市「マルクト朝市」!
毎月第四日曜日に福島市の様々な場所で開催。時間は9時からお昼頃までです。
“福島の「食」や「人」、そして「土地」を楽しむことができる、日常となるイベント”を目指して、マルクト朝市はスタートしたそうです。
そして、”ただ買い物をするだけではなく、消費者と生産者とのコミュニケーションを通して福島の食べ物の旬を知ることやキッチンスキルを学び、「福島」と「福島での暮らし」をもっと楽しんで欲しい”との思いが込められています。
マルクトとはドイツ語でMARKT、意味は市場です。この記事だけで、市場はマルシェやマルクトであることを学びましたね。
マルクト朝市も、喜多方のおはようマルシェ同様、新鮮な野菜や果物、コーヒーなど福島の魅力あるものが並びます。
規模感でいえば、喜多方よりも可愛らしい朝市です。
▼マルクト朝市
公式HP:https://markt-fukushima.com/
運営:マルクト朝市実行委員会
開催日時:毎月第四日曜日 9:00〜からお昼頃
場所:福島市のどこか(毎回異なるためHPで要確認)
TEL:090-5830-0882
郡山市ではママが主体となったママ&KIDSマルシェも!
ママによるママとこども達の為のイベントであるママ&KIDSマルシェ。
前回は400組を越える家族が参加し大盛況を納めた、ママ主体のビックイベントが今年も開催されます。
こちらは、朝市というよりはハンドメイドマルシェに近いポジションのイベントです。
ママたちの「好き」や「得意」を持ち寄り、まちの文化祭を作ります。
その合言葉はEnjoy Fukushima!
子育てや家事、さらにはお仕事も毎日こなしているママたちが、隙間時間などを駆使してこの日のために準備をしていることを想像するだけで、胸がいっぱいになります。親子で楽しめるとてもあたたかなイベントです!
当日は、ハンドメイドのポーチやヘアゴム、アクセサリーや、ワンコインで参加できるワークショップなどが出展されます。その他コーヒーやカシスドリンク専門店、フード
手形アートやお昼寝アートなどもあるようなので、小さなお子さま連れでも目一杯楽しめそうですね。
▼ママ&KIDSマルシェ
公式Instagram:https://www.instagram.com/mamamarche_koriyama/
運営:Fukushima family festival実行委員会
開催日時:2019年10月5日(土)10:00~15:00
場所:オリエントエントパーク日和田・特設会場
郡山市の表参道マルシェと開成マルシェにも足を運んでみて!
郡山市の駅前、安積国造神社表参道で開催される表参道マルシェ、開成柏屋店中庭・萬寿の森で開催される開成マルシェは、どちらも一般社団法人食大学さんが開催しているマルシェです。
新鮮な郡山ブランド野菜、コーヒーや焼き菓子、パン、ベーグル、たまごなど毎回様々な顔ぶれの商品たちが並びます。
マルシェの展開もとてもお洒落で、思わずシャッターを切ってしまうような空間です。
食大学さんの企画するマルシェは、2014年から福島県郡山市の開成柏屋屋にてスタートしました。翌年には郡山駅前の安積国造神社表参道、2018年には三春BRITOMARTでも開催されています。
その活動が評価され、同年2018年には「まちづくりハーモニー賞(郡山市市民活動顕彰事業)」を受賞。
素晴らしいですよね!
▼表参道マルシェ
公式HP:http://www.caan.jp/
公式Facebook:https://www.facebook.com/caan.jp/
運営:一般社団法人食大学
開催日時:2019年10月13日(日)11:00〜16:30
場所:安積国造神社表参道(郡山ビューホテルアネックス南側)
▼開成マルシェ
公式HP:http://www.caan.jp/
公式Facebook:https://www.facebook.com/caan.jp/
運営:一般社団法人食大学
開催日時:毎月第四土曜日
(12月のみ第二土曜日)
場所:開成柏屋店中庭・萬寿の森
さいごに
今回は喜多方市で毎月開催されている「喜多方おはようマルシェ」を筆頭に、福島県内で開催されているマルシェ、朝市をご紹介しました。
朝市とかマルシェとかよく聞くけど、行ったことないな、お休みの日は朝はゆっくり寝ていたいな、と考えるあなたに、ぜひ少し早起きをして足を運んでいただきたいのです。
断言します、世界が変わりますよ!
朝の清々しい空気を感じるのはさることながら、実際の生産者、制作者の方との対話も楽しんでくださいね。
このお野菜や果物などができるまでの背景や、美味しく食べる方法。パンやコーヒーへのこだわり。販売者がこの商品を販売している理由や熱意など、普段の生活の中ではなかなか知ることのできない情報も一緒に受け取ることができます。
次のお休みは近くで開催されるマルシェ・朝市に出かけてみませんか。