福島で古民家を探すには?リノベーション時の助成金や相談窓口も紹介
目次
はじめに
全国的に問題となっている高齢化や少子化、それに伴う過疎化、そして空き家問題。福島県も例外ではありません。福島県全体がこれらの問題に直面しています。
問題解決の糸口として行政がバックアップしているのは、福島への移住、Uターン、Iターン。そして、住人のいなくなった空き家や古民家の再利用です。
そんな中最近は、テレビや雑誌で「古民家リノベーション」や「古民家カフェ」の特集が組まれるているのをよく目にしますよね。
古民家や空き家、その再生法に皆さんの関心が高まり、リノベーションして住んでみたいな、と考える方が増えているようです。
とは言うものの、
このひろーい福島県で古民家なんてどうやって探すの?
空き家ってどこを見ればわかるの?
リノベーションして見たいけど、資金調達が心配だな。
そもそも何から手をつけたら良い?
そんなお悩みをお持ちの方、必見です!
今回は、福島県で古民家を探す方法、そして県内の空き家をリノベーションをする際に受けることのできる補助金についてご紹介します。
あわせて福島県に移住したい、定住したい方の相談窓口もご紹介しますね!
福島で古民家を探すには?実際に探してみよう
この広大な福島県で古民家を探そうと思ったら、気が遠くなりますよね…
そんな時はインターネットを駆使して物件を検索してみましょう!
住まいるマッチングナビで物件検索!相談窓口も
「住まいるマッチングナビ」は、福島県内にある古民家・空き家の物件検索ができ、売り手・買い手、もしくは貸し手・借り手のための匿名マッチングサービスです。
このサービスは、ふくしまの家地域活性化推進協議会による「住んでみんかドットネット」というサイト内のもので、福島県内にある古民家や空き家に興味を持ち、居住を希望される方のために運営されています。
県内の古民家・空き家の物件検索だけではなく、相談センターに相談員を配置し、相談窓口としての機能も合わせ持っているため、まずは相談員さんに相談してみても良いかもしれませんね。
相談員さんにはどんな相談ができるの?
- 古民家・空き家のリフォーム等に関する技術的な相談
- 古民家・空き家の現状調査や利活用方法に関する相談
- 現地での業者紹介などの改修支援
- 暮らしに関する相談
- その他の相談は的確な窓口へ案内
相談員さんは誰が担当しているの?
- (社)福島県建設業協会
- (社)福島県建築士事務所協会
- (社)福島県宅地建物取引業協会
- (社)全日本不動産協会福島県本部
などから相談センターの相談員として推薦を受けた方が、丁寧に対応してくださいます。しかも、相談費用は無料です!
※詳細な図面作成や見積書の作成は有料となる場合があります。
<運営元はこちら>
▼住んでみんかドットネット
問い合わせ:空き家・古民家相談センター
(ふくしまの家地域活性化推進協議会)
住所:〒960-8061 福島市五月町4-25
福島県建設センター5階(福島県耐震化・リフォーム等推進協議会内)
TEL:024-521-5252
FAX:024-529-5274
リノベーションしたいなら補助金の活用をおすすめ!
物件の目星がついたら次はリノベーションについて考えて行きましょう!
施工業者はそれぞれのお好みがあると思いますので、ここでは空き家を修繕する際に活用できる補助金についてご紹介します。
福島県では、「福島県空き家再生・子育て支援事業」という補助金制度があり、子育て世帯向けに補助金を交付しています。
空き家を取得して改修する場合、条件を満たせば、補助金を受け取ることができるのです。これは活用しない手はないですよね!
「福島県空き家再生・子育て支援事業」とは?
平成30年度から始まったばかりの補助金制度で、福島県内に住む子育て世帯が、空き家を購入し修繕する際に補助金が交付されます。
この場合の子育て世帯とは、「事業完了日に18歳未満で就労していない子ども及び、それを養育する者からなる世帯」をさすようです。
なお今年度(令和元年度)の募集期間は、
令和元年5月28日(火)~令和元年12月27日(金)となっています。
今年度中に補助金を活用しようとすると、空き家探しから購入、工務店を探してリノベーション…
年内に完了するのはかなりタイトなスケジュールになってしまいます。
この補助金制度はまだ始まったばかりですので、来年度も継続されると思われますが、一度ご自身で確認していただくことをおすすめします。
補助金の内容は?
- ハウスクリーニング等
- リフォーム
上記2項目を合算した合計金額を補助金として受け取ることができます。
ハウスクリーニング等に関しては、空き家のハウスクリーニングなどに対して、上限40万円/戸まで補助されます。
リフォームの項目に関しては、空き家の改修、内外装やトイレ・浴室等の水廻りの改修に対して、工事費の2分の1が補助されます。
ただし上限は150万円/戸です。ただし、一定の延べ面積水準以上である場合に関しては上限190万円/戸となっています。
補助金の交付条件は?
以下のいずれかに該当する子育て世帯の方が対象です。
(令和元年度から(2)が追加されました。)
- 県内の賃貸住宅に居住している場合
- 三世代以上で同居している世帯から子育て世帯のみが別居する場合
補助要件(以下のすべてに該当する方)
- 空き家バンク等を通じ、平成30年4月1日以降に取得した空き家であること
- 改修等は、平成31年4月1日以降の請負契約に基づき行うこと
- 原則として、補助金の交付申請年度内に子育て世帯で定住を開始すること
- 交付申請を事業完了日(予定)の属する年度の改修等の完了前に行うこと
参照:令和元年度「福島県空き家再生・子育て支援事業」
詳細は以下のサイトよりご確認ください。
▼令和元年度「福島県空き家再生・子育て支援事業」の募集ページ
問い合わせ:福島県土木部建築指導課(民間建築担当)
住所:〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16
TEL:024-521-7528
そもそも福島に移住・定住したい人は?まずは相談してみよう!
元より福島県に住んでおり、古民家や空き家のリノベーションに興味がある方だけではなく、県外より福島県に移住して古民家や空き家をリノベーションしたい!と考える方もいらっしゃると思います。
そんな方は、まず福島県に移住することについて情報収集をする必要がありますよね。
ここからは福島県へ移住・定住したいと考える方のための相談窓口をご紹介します!
福島県の移住相談窓口はこちら
- 福島がすき!福島で暮らしたい!
- 生まれ故郷でのびのびと子育てがしたい!
- 福島で農業にチャレンジしてみたい!
- 福島で暮らしながら福島に貢献したい!
- 福島に移住したいけどお仕事が見つかるかな…
こんな思いをお持ちの方はぜひ「ふくしまぐらし。福島県移住ポータルサイト」の活用をおすすめします!
福島県内の市町村情報や移住サポート、移住体験、仕事を探すお手伝いまで、このサイトに全てが集約してあります。
相談窓口は7つ(県北、県中、県南、相双、いわき、会津、南会津)に分かれているため、より詳しい情報を得ることができますよ。
気になっている地域をチェックしてくださいね。
▼ふくしまぐらし。福島県移住ポータルサイト
問い合わせ:福島県地域復興課 定住・二地域居住担当
住所:〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16
TEL:024-521-8023
FAX:024-521-7912
相談窓口は東京や関西にも!お仕事で昼間は難しい方向けにも!
福島県に精通している方のお話を実際に聞いてみたい!
電話やメールではなく直接会って話がしたい!
そんな方は首都圏に開設されている相談窓口を訪れてみてはいかがでしょうか。
こちらには、移住相談員や就職専門スタッフが常駐しているため、安心して相談することができます。
東京での相談窓口はこちら
福島県では、2006年から専門相談窓口を全国に先駆けて都内に「福が満開、福しま暮らし情報センター」を開設しました。
この情報センターでは、定住・二地域居住及びUiターン就職の相談ができます。
どんな相談ができるの?
「福が満開、福しま暮らし情報センター」では、以下のような相談が可能です。
- 地方や田舎暮らしに興味があるが具体的なことはまだ決めてない!
- 住みたい地域は決まっているから物件を探したい!
- 福島でお仕事がしたい!仕事を探している!
- 起業、農林水産業、半農半X、など新しいことにチャレンジしたい!
福島の各市町村や団体と連携し、体験ツアー、地域交流イベント、農家民宿の紹介なども行っています。
なんとなく福島に移住したいな〜と考える方も気軽に相談できますね。
▼福が満開、福しま暮らし情報センター
(※平成28年7月に「ふくしまふるさと暮らし情報センター」と「ふるさと福島就職情報センター」を統合)
住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8F
NPOふるさと回帰支援センター内
TEL:03-6551-298
FAX:03-6273-4404
大阪での相談窓口はこちら
関西にお住まいの方は、「福島県大阪事務所」をご利用ください!
毎月最終金曜日に福島県への移住に関心がある方を対象に、相談員と相談することができます。
▼福島県大阪事務所
住所:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目3番1-900号 大阪駅前第1ビル9階
TEL:06-6343-1721
FAX:06-6343-1727
昼間は仕事で相談にいけない…そんな方は平日夜に相談会も!
平日の昼間は、仕事や育児などでなかなか移住相談に行けない…
という方には、東京・日本橋にある福島県のアンテナショップ「日本橋ふくしま館MIDETTE」で開催される移住相談会がおすすめです。
毎月第4水曜日の夜に開催なので、月に1回のチャンスではありますが、お仕事帰りなどに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
▼お仕事帰りのふくしま移住相談会
日時:毎月第4水曜日 18時00分~20時30分(最終受付は20時00分まで)
場所:日本橋ふくしま館MIDETTE
住所:〒100-0006
東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8F
NPOふるさと回帰支援センター内
さいごに
今回は、福島県の古民家や空き家情報や、リノベーションの際の補助金、そして移住したい方への相談窓口をご紹介しました。
現在、福島県への移住世帯数は東日本大震災前の水準を大きく超え、過去最多となっています。移住やUターンをしてゆったりとスローライフを送る方が増えているようです。
福島県と一言でいっても、会津地方、中通り、浜通り、それぞれの特色と風土があるため、地域のよさを活かしながら、新しい生活のスタートがきれると良いですね。
気になったらぜひ各窓口へ相談してみてください!