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2019.09.18

福島県にデザインを。ふくしまクリエイターズバンクとは?

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モノが溢れる時代。

より視覚性を高め、的確に商品を伝えることができる『デザイン』は益々重要度を増します。

2019年7月30日に福島県が県産品のパッケージやネーミングなどのデザイン性向上に向けたマッチング制度『ふくしまクリエイターズバンク』を創設しました。

県産品のパッケージデザイン等の向上による商品力強化を目的に、「パッケージ」「ネーミング」「企画アイデア」等へのデザイン活用を図り、消費者に伝わる訴求力の高い商品の創出や効果的な販路開拓に繋げます。

この、【事業者】と【クリエイター】との出会いの場をつくりマッチング支援を行うのが『ふくしまクリエイターズバンク』です。

高品質の県産品をより一層多くの人達に届けることができるきっかけに繋げたい狙いが伺えます。

今回の記事では福島県で発表された『ふくしまクリエイターズバンク』は一体どういうものなのかをご紹介します。

ふくしまクリエイターズバンクとは?

―福島の県産品の魅力をより多くの方に届けたい―

『ふくしまクリエイターズバンク』はそんな想いを抱く事業者とクリエイターとの出会いの場として設立されました。

県産品の「魅力」とクリエイターの「デザイン」の力を融合させ、新たな商品やパッケージの開発により、消費者に「伝わる」「売れる」商品を目指し、県産品の更なるブランディングを図ることが主な狙いです。

まだまだ福島県内はデザインの重要性を意識していない「野暮ったい、田舎っぽい、洗練されていない」といったマイナスのイメージ商品・サービスが数多くあるのが現状です。

令和の新時代にふさわしい試みとして、デザインの重要性に取り組む福島県の姿勢は県民の意識向上を牽引することでしょう。

参考記事:https://www.minpo.jp/news/detail/2019073165830

ふくしまクリエイターズバンクの対象

ふくしまクリエイターズバンクの対象は下記対象商品の生産又は製造を行う県内事業者です。

【対象商品】

  • 県産品(最終加工を本県内で行っている商品)として県内外で販売されているもの、または今後販売予定のもの。
  • 農産物(くだもの、野菜、米、その他農産加工品)、水産物(鮮魚、干物、その他水産加工品)、畜産物(精肉、乳製品、その他畜産加工品)、加工食品(麺、調味料、酒、スイーツ、その他加工食品)、工芸品(伝統的工芸品、木工品、布製品、金属加工品、その他) など

<<事業者の募集>>

2019年7月29日(月)~2019年11月29日(金) 10名程度(先着順)

※募集期間内に応募者数が上限に達した場合は、その時点で終了となります。

クリエイターは国内在住で三年以上の実務経験を持つ人が対象となります。

<<クリエイターの募集>>

2019年7月29日(月)~2019年10月31日(木) 上限なし

※募集期間内にマッチング件数が上限に達した場合は、その時点で終了となります。

事業のおおまかな流れ

マッチング制度はいわば仲介役。

県事業者が応募や相談をふくしまクリエイターズバンクへ依頼し、クリエイターを紹介してもらうという流れです。

反対にクリエイターはふくしまクリエイターズバンクへの登録申請を行い、案件紹介を受けます。

ふくしまクリエイターズバンクを通じてマッチングした県事業者とクリエイターはその後、新商品開発や販売促進に向けた戦略構築などを協力して進める『共同作業』を行うことにより目標の実現を目指します。

そして、事業費の一部(事業者がクリエイターへ支払うデザイン開発経費等のうち半額(最大

10万円))を県が支援する点も制度促進へ貢献しています。

こうした異業種間の仲介役に県が携わることは非常に有効で、信頼性・確実性から安心して共同作業を行うことができそうです。

仮に個人・企業単位でマッチングサービスが行われたとしても不安感が払拭されにくい可能性があります。

また宣伝にも莫大な予算がかかるので一筋縄ではいきません。

福島県が仲介をするという安心感は最大のメリットとなることでしょう。

また、福島の事業者の中にはITへの知識・技術が不足しているケースも想定されます。

そんな時もふくしまクリエイターズバンクを介することで今まで出会うことがなかったクリエイターと巡り合う機会が生まれ、相乗効果へとつながると予測されます。

メリットが多い一方、ふくしまクリエイターズバンクの認知度を高めなければこの制度の本質を享受することはできず、デメリットに陥る可能性も秘めています。

今後の福島県全体の制度認知への促進がカギとなることでしょう。

マッチングのカテゴリー

マッチングのカテゴリーは現在4つが設けられています。

  1. 商品企画 デザイン
  2. パッケージ
  3. ネーミング
  4. 広告・販促物・WEB

この4つは商品を消費者に届ける際に必要不可欠でありながら、事業者が自力で行える範囲のものではありません。

反対にこの4つのカテゴリーにしっかり力を入れることで、魅力ある商品に生まれ変わることが期待できます。

専門的な知識を必要とするデザインを、福島県が携わりながら事業に取り入れることができるので、販売促進の可能性が広がります。

応募方法

ふくしまクリエイターズバンクへの登録は下記の専用WEBサイトのオンラインフォームまたは、所定の応募用紙(公式WEBサイトに掲載)に必要事項を記載の上、メール・FAX・郵送により事務局までお送りください。

公式WEBサイト: https://fcb.fksmdesign.com/

【お問い合わせ】

ふくしまクリエイターズバンク事務局

電話:024-531-1372

FAX:024-533-0295

E-mail:fcbinfo@fksmdesign.com

賞金ありのふくしまベストデザインコンペティションを開催

今回のふくしまクリエイターズバンク設立で思い出されるのが、2018年11月に募集開始され、2019年2月に最終審査が行われた『ふくしまベストデザインコンペティション』です。

このコンテストが行われた背景は以下です。

県産品の風評を払拭するためには、既存の市場を取り戻すだけではなく、新しい市場を開拓できる強い商品力が求められることから、
県産品のパッケージデザイン等の向上による商品力強化を目的に、
「パッケージ」「ネーミング」「企画アイディア」へのデザイン活用を図り、
消費者に伝わる訴求力の高い商品を創出するため、
優れたデザインを表彰するコンテスト『ふくしまベストデザインコンペティション』を実施します。

https://fcb.fksmdesign.com/

まさに今回の記事でご紹介しているふくしまクリエイターズバンクの前身とも言えるコンテストです。

この『ふくしまベストデザインコンペティション』にはタレントの真鍋かをりさんや熊本県のキャラクター「くまモン」の生みの親で放送作家の小山薫堂さん、コピーライターの国井美果さんらを審査委員とし、力の入れ具合を誰もが感じ、注目が高まりました。

県としてはこのイベントに希望を見出し、今回のふくしまクリエイターズバンク制度として活用する方針を決めたのではと予測します。

とはいえ、ふくしまベストデザインコンペティションから1年経たずに今回のふくしまクリエイターズバンクの設立というスピーディさから県の本気度も伺えます。

公式HP:https://fbdc.fksmdesign.com/

参考記事:https://www.sankei.com/region/news/181208/rgn1812080012-n1.html

令和元年度第1回ふくしま未来創生アカデミー

福島県では、地方創生の加速化を図るため地域主体による課題解決に向けた勉強会「令和元年度ふくしま未来創生アカデミー」を全1回開催。

第1回目は令和元年8月1日にビッグパレットふくしま 4階プレゼンテーションルームで開催されました。

講師を招き「地方にこそデザインを。」をテーマに、多くの人を惹きつけ、高い価値を持つものとして認知・浸透させる『デザインブランディング』を学ぶ機会となりました。

参考記事:https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11025b/academy.html

県内のデザイン導入の実例

県が運営するWEBサイト『FUKUSHIMA NOW』では東京の美術大学でデザインの勉強をして福島に戻り、郡山市のデザイン会社でデザイナーとして働いているナガミネさんを特集しています。

紹介動画も制作されており、実際にデザインを導入した例として非常にわかりやすくなっています。

配色、文字のフォントや大きさ、配置。

デザインに重要な要素をプロの手で的確に組み込んでいるので、動画内で紹介されている商品パッケージはどれも『今風』な装い。

感性に訴えるデザインの効果が存分に生かされています。

参考記事:https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/movie-now/ch-fukushimadesign.html

福島には『デザイン』がこれからのキーワード

福島はいいものを作る。

これは紛れもない事実です。

しかし、様々な要因が重なり適切に消費者に届けられていない事実もあります。

新たな設備や巨額の資金を投じる必要もなく、経験と技術で訴求力を高めるデザインは今後も重要なポジションとして福島県を支えることとなるでしょう。

今回ご紹介した『ふくしまクリエイターズバンク』を通じて、県産品が日本中を駆け巡る結果に結びつくことを誰もが願っているはずです。

この制度への募集期間が限定されていることが悔やまれますが、これまでのデザインに対しての福島県の姿勢から、制度継続や新たなビジョン実現へ動き出すことが予測されます。

満足度の高い商品を生み出す事業者が暮らす福島県。

洗練されたデザイン力のあるクリエイターが暮らす福島県。

いい意味で全国から恐れられる県になる日はそう遠くないのかもしれません。

福島県の底力を見せつけるこれからのキーワードは『デザイン』であることは間違いありません。

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