五感で味わう水族館『アクアマリンふくしま』に大人も子供も大興奮!
目次
福島県を代表する観光スポットの一つ『アクアマリンふくしま』。
東北最大級の楽しく遊べる体験型水族館として幅広い年齢層に愛されている場所です。
2000年にオープンしてもなお、施設の増設や展示内容の変更を行うなど進化し続けるアクアマリンふくしまは一日中遊んでも飽きずに満喫できます。アクアマリンふくしまの魅力は尽きませんが、今回の記事では他の水族館には無い特徴や主要となる館内エリア・近辺情報をお届けします。
展示された魚を見るだけではなく、五感で味わう水族館へ訪れてみてはいかがでしょうか?
【住所】〒971-8101 福島県いわき市小名浜字辰巳町50
公式HP:https://www.aquamarine.or.jp/
シーラカンスの研究
『生きた化石』と呼ばれるシーラカンスの情報にたくさん触れることができるのも魅力の一つ。アクアマリンふくしまでは開館当初より行っているシーラカンスの調査・研究の成果を紹介すると共に、シーラカンスの謎に迫ります。
2006年にはインドネシアで生きたシーラカンスの姿をROV(水中自走式カメラ)で撮影することに成功し、大きな話題となりました。
また、シーラカンス2種の標本を同時公開しているのも世界ではここ、アクアマリンふくしまだけ。
進化の歴史を目の当たりにでき、じっくり観察する子供の目は輝きに満ちています。
※展示期間 2017年4月22日(土)~2019年11月(予定)
他にも世界最大のシーラカンス頭骨化石レプリカやシーラカンスロボットも展示。
そして展示エリアの一角でじっくりと動く本物の『タマカイ』も観察できます。
最大で3メートル、400kgほどに成長するシーラカンスに似た形態や習性をもつこのタマカイは、サイズは小さいものの、一瞬レプリカか本物か疑ってしまうほど、ひっそりと来場者を出迎えます。
参考記事:https://www.aquamarine.or.jp/exhibitions/coelacanth/
参考記事:https://www.afpbb.com/articles/-/2664921
最大の特徴は『潮目の海』
アクアマリンふくしまの最大の特徴は珍しい三角形トンネルの『潮目の海』。
これは日本列島近辺を流れる黒潮と親潮が福島県沖で混ざり合うのを表現した水槽です。2つの海流がぶつかる福島沖は栄養豊富でプランクトンも多く発生するので、魚介類の質が良いとされています。
カツオ、イワシなど普段食卓に並ぶ魚を間近にみることができますが、特に開館当初より展示されているサンマは一見の価値あり。その理由は、サンマの飼育・展示に日本で初めて成功したのがアクアマリンふくしまだからです。群れで泳ぐ”食べ慣れたサンマ”を観察できるのは貴重な経験となることでしょう。
このエリアでは水族館では珍しい寿司処が設けられています。
大水槽を泳ぐ魚を眺めながら新鮮なお寿司を堪能できるとして、食と命についても学ぶことができます。
参考記事:https://www.aquamarine.or.jp/guide/restaurant/shiomeno-umi/
この潮目の海エリアはスペースが広いことから様々なイベントも行われてきました。
親子宿泊ナイトツアーやキッズ宿泊ナイトツアー、そして『アクアマリン福島デートコン』という街コンまでも開催されております。
水族館の枠を越えたイベントが行われるのも人気の理由です。
参考記事:https://www.aquamarine.or.jp/programs-category/night-programs/
参考記事:https://machicom-matome.com/175162
本物の南極の氷が贈られる
アクアマリンふくしまの潮目の海水槽前では年に一回のイベントが開催されます。
二代目の海上自衛隊砕氷艦「しらせ」が持ち帰った本物の南極の氷が寄贈される贈呈式です。
夏休みの時期に行われ、訪れた子どもたちが南極の氷に直接触れることができる機会とあって大人気。
この模様は福島県内のニュース映像でも取り上げられるほどで、数千万年前の空気が閉じ込められた氷が溶ける際のプチプチとした音に驚く子供達の様子が映し出されます。
参考記事:https://www.aquamarine.or.jp/events/nankyokunokori2018/
参考記事:https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20190823/6050006624.html
無料体験!バックヤードツアー
アクアマリンふくしまの裏側を覗けるバックヤードツアーも毎日開催されており、人気イベントの一つです。
1回の定員が8名程度と少ないためすぐに締め切られます。
参加への難易度は高いですが、裏側から見る水族館の世界は興味で満ちていることでしょう。
参考記事:https://www.aquamarine.or.jp/programs/backyard-tour/
釣った魚を食べることができる「アクアマリン えっぐ」
屋外の釣り堀「アクアマリン えっぐ」では食育をテーマにしていることもあり、釣った魚を実際に食べることができます。
釣った魚の調理をお願いするだけではなく、調理体験として自分の手で命に触れることもできます。
川魚の釣り堀は福島県内に点在しますが、海の魚を気軽に釣れることもあり、大人にも大人気のエリアです。
参考記事:https://www.aquamarine.or.jp/programs/fishing/
世界最大級のタッチプール『蛇の目ビーチ』
アクアマリンふくしまの屋外には実際に足を入れることができる世界最大級のタッチプール『蛇の目ビーチ』があり、連日子供達で大賑わい。
4,500㎡という広さに『PICHPICHいそ』・『JUBJUBひがた』・『RUNRUNはま』という海辺を再現した3つのエリアからできています。浅瀬で安全なのに加え、汚れた足を洗い落とせる水道まで完備されているので安心です。
海中をよく見るとヒトデや貝、小魚の泳ぐ姿も確認できるので、遊びながら自然観察もできる場所です。
参考記事:https://www.aquamarine.or.jp/exhibitions/jyanome-beach/
周辺おすすめスポット
いわき・ら・ら・ミュウ
アクアマリンふくしまから徒歩圏内にある『いわき・ら・ら・ミュウ』。
福島沖の新鮮な魚介類が並ぶ市場では活気あるや、レストラン、お土産コーナーなどがいっぱいのいわきを代表する総合施設です。
レストランではいわき市だからこそ食べることができる贅沢な海の幸を満喫し、その後は市場でとれたての魚介類をお土産としてご自宅で堪能。
総合施設だからこそ叶う時間をお過ごし下さい。
イオンモールいわき小名浜
アクアマリンふくしま隣に2018年にオープンした福島県最大のショッピングモール『イオンモールいわき小名浜』。
水族館帰りの人だけではなく、県内外から買い物を楽しむべく連日多くの人で賑わいます。
映画館もあるので一日だけでは物足りない程に遊び倒すことができます。
アクアマリンいなわしろカワセミ水族館
福島県猪苗代町にある観光施設『アクアマリンいなわしろカワセミ水族館』。
こちらは今回ご紹介しているアクアマリンふくしまの関連施設です。海からは遠い中通り地方であること。近辺に福島県を代表する猪苗代湖があること。
このことから主に淡水魚を扱っており、海洋生物を扱う水族館とは一味違う魅力に溢れています。
規模はアクアマリンふくしま程大きくはありませんが、国内では北海道にしか生息しておらず日本最大の淡水魚とされるサケ科の魚『イトウ』が間近で観察できる貴重な水族館でもあります。
他にもカワウソや小型生物、福島県で確認されている冬虫夏草の標本48 点を展示します。
※冬虫夏草・・・・・キノコと虫が合体した珍奇な生物のこと。
アクアマリンふくしま同様、水族館=魚という概念を越えた展示内容で訪れた人へ驚きを与えています。
【住所】〒969-3283 福島県耶麻郡猪苗代町大字長田字東中丸3447-4
公式HP:https://www.aquamarine.or.jp/kawasemi/
”学び”も本気の水族館アクアマリンふくしま
今回ご紹介したアクアマリンふくしまはシーラカンスの研究や子供向けの食育をテーマとしたエリアを設けたりといった『水族館だからこそできる学び』にも注目しています。
海洋生物や自然へより一層の理解や関心が深まり、同じ時間でも充実した一日になる理由の一つなのかもしれません。
海に関するアクティビティが充実した浜通り地方。
夏だけではなく一年中楽しむことができるアクアマリンふくしまとその周辺はまさにお出かけスポットとしても最適なので、ぜひ足を運んでみて下さい。