皆に喜ばれる福島のお土産13選!お菓子以外のおすすめまで!
目次
はじめに
日本人の方の多くが、旅行先で仕事先の同僚や友人などに渡すお土産を習慣的に買うことが多いはずです。ただ渡す相手や人数によってはお土産を選ぶポイントも変わってくるため、皆に喜んでもらえるお土産を買うのはなかなかに難しいものです。特に福島県のようにお土産の選択肢が多いとつい目移りしてしまい、選ぶ側も苦労してしまいます。
この記事では皆に喜ばれるお土産を、カテゴリごとに分けて紹介します。お土産の定番といえばお菓子というイメージもありますが、この記事では甘い物が苦手な方へのおすすめとしてお菓子以外の甘くないお土産についても併せて紹介しています。お土産を渡す相手の好みを想定しながら読み進めると、きっと喜んでもらえる一品に出会えるはずです。
福島の和菓子のお土産5選
この章ではまず福島県で売られる和菓子のお土産について順に紹介していきます。和菓子の控えめな甘さを味わうと心がほっこりと落ち着くものですが、この章では地元民のファンが多い和菓子もいくつか取り上げました。さっそく見ていきましょう。
柏屋の「柏屋薄皮饅頭」
日本ではよく「日本三大○○」というフレーズがよく用いられますが、実は饅頭界にも「日本三大饅頭」として多くの方から愛されるものがあります。岡山県の大手まんぢゅうに東京都の志ほせ饅頭、そして福島県の「柏屋薄皮饅頭」です。
黒糖風味の薄皮に包まれているのは北海道産小豆を丁寧に炊き上げた自家製餡です。こしあんは口どけ優しく上品な味わいであるのに対し、つぶあんは粒の食感が楽しめる素朴な餡の風味に仕上げられています。2017年には「日本ギフト大賞」にて話題賞を受賞しており、福島県内屈指の和菓子と言えるでしょう。
玉嶋屋の「玉羊羹」
羊羹と言えば一個のサイズが大きくなかなか食べきれないせいで、あまり買う機会がないという方もいるかもしれません。しかし玉嶋屋の玉羊羹であればそんな心配も必要ありません。
ゴム風船の中に本練り羊羹が入っており、外観だけみれば黒っぽいピンポン球のようです。食べる際には爪楊枝を刺してゴム風船を破るのですが、刺した瞬間にツルンと滑り出てくる羊羹が何とも可愛らしく見えるのだから不思議です。味自体は小豆本来の風味を味わえる上品な甘さで、また羊羹そのものもプルプル食感のため意外とあっさり食べられます。
かんの屋の「家伝ゆべし」
一般的なゆべしと言えば四角形をイメージしますが、かんの屋の家伝ゆべしは独特な形をしています。
これは三春城主の祖先である坂野上田村麻呂が2頭の丹頂鶴に育てられた故事に由来しており、 家伝ゆべしのその形は鶴が翼を広げた姿をイメージしているのかもしれません。そして家伝ゆべしは見た目のユニークさだけでなく、味ももちろん美味しいです。もちもちとしたゆべしは噛めば醤油の香ばしさがふわりと漂い、甘さ控えめのこしあんがゆべしと絶妙なハーモニーを奏でてくれる味わいです。また表面には細かく刻まれたケシの実が味のアクセントになっており、お好みの日本茶とともに食べるのもおすすめです。
もち処木乃幡の「凍天(しみてん)」
ヨモギの風味が好きな方であれば、木乃幡の凍天がきっとお気に召すはずです。
老舗のお餅屋さんが作る凍み餅をドーナツ生地で包んで揚げており、外側はカリカリ中はモチモチと2種類の食感を楽しむことができます。凍み餅はヨモギの風味がしっかりときいているため、一口食べればヨモギの香りが口いっぱいに広がります。温めて食べれば中の凍み餅がとろりと熱でとろけ、出来立ての美味しさが味わえます。
小池菓子舗の「あわまんじゅう」
一風変わった和菓子をお土産にしたいという方には、小池菓子舗の「あわまんじゅう」がおすすめです。
外側の皮が粟ともち米を混ぜたものを生地にしており、粟のぷちぷち食感ともち米のもちもち食感が楽しめます。そして中にはこしあんが包まれており、特徴的な生地の食感を柔らかにまとめ上げてくれています。江戸時代に福満虚空蔵尊圓蔵寺で大きな火災があった訳ですが、当時の和尚が二度と災難に遭わないようにと粟を使った饅頭を考案したのが始まりだそうです。
福島の洋菓子のお土産5選
お土産の定番と言えばお菓子ですが、中には甘いものは好きだけど和菓子はあまり食べないという方もいるでしょう。あるいはあんこが苦手という方もいるはずです。そうした場合であれば洋菓子をお土産に選ぶことで、皆に喜んでもらえる可能性が高くなるかもしれません。この章では次に、福島県でお土産として喜ばれる洋菓子をいくつか順に紹介していきましょう。
三万石の「ままどおる」
福島県の洋菓子の中でも長年にわたり愛されているのが、三万石の「ままどおる」です。
ままどおるの名付けは「お乳を飲む子」という意味のスペイン語に由来するもので、その名前のイメージを表すように、優しい甘さが特徴のミルクあんがバターの風味も豊かな柔らかい生地に包まれています。ままどおるは多くの地元民からも愛される洋菓子なので、ある意味ではテッパンのお土産と言えるでしょう。
三万石の「エキソンパイ」
上記で紹介したままどおるを製造する三万石が手がける洋菓子で、お土産としても人気なのが「エキソンパイ」です。
エキソンパイはままどおる程の知名度こそありませんが、くるみ好きの方であれば必ずハマること間違いなしです。くるみ入りのあんがパイ生地にしっとりと包まれているのですが、食べるとくるみあんの上品な甘さとパイから香るバターの風味が絶妙にマッチしてやみつきになります。中にはままどおるよりもエキソンパイの方が好きという声もあるので、より洋菓子らしいお土産がいいという方にもおすすめです。
柏屋の「檸檬(れも)」
洋菓子が好きな場合であっても比較的あっさり食べられるものが好きな方もいるでしょう。特にお土産を渡す相手がレモンの酸味が苦手でないならば、柏屋の「檸檬」をお土産に選んでみてもいいかもしれません。
檸檬はその名の通りレモンの風味がしっかりきいたレモンタルトで、しっとり食感のタルト生地に包まれたクリームチーズにレモンの酸味がよく感じられます。濃厚な味わいでありながら後味がさっぱりとしているため、甘さ控えめな洋菓子が好きな方のお土産にもぴったりです。
お菓子の蔵 太郎庵の「会津の天神様」
会津地方で有名な洋菓子として太郎庵の「会津の天神様」があります。
東北地方の風習として節句の時期になると会津天神の張り子の人形を飾るのですが、これは学問の神様として知られる菅原道真公にあやかり子供が健やかで賢く育つようにという願いを込めたものです。塩味がきいたチーズクリームを甘いブッセ生地で挟んでおり、甘じょっぱい味わいがクセになります。地元民に愛される洋菓子のため、福島ならではの洋菓子が食べたいという方にもおすすめです。
パティスリー・サワダの「ピュアオレンジケーキ」
写真映えする福島土産が欲しい方では、パティスリー・サワダのピュアオレンジケーキはいかがでしょうか。
那須のブランド卵の「那須御養卵」や北海道産のバターなどこだわりの食材を使用したお菓子作りをする同店の一番人気が、このピュアオレンジケーキです。オレンジの爽やかな風味が美味しいことはもちろん、表面を彩るオレンジのスライスとジャムの見た目も美しい仕上がりのケーキになっています。
福島の甘くないお土産3選
ここまで福島県内で買える和洋菓子について紹介してきましたが、この章では最後にそれ以外の甘くないお土産について紹介しておきます。
日本酒
福島県は日本屈指の日本酒どころであるため、日頃からお酒をよく飲む方へのお土産として日本酒を選ぶのもいいでしょう。
地元民の方も足繁く通う有名どころでは会津坂下町の「会津旨酒 五ノ井酒店」や会津若松駅から程近い「會津酒楽館」などがおすすめです。日本酒のラインナップが所狭しと並ぶ店内は見て回るだけでも楽しく、福島県内の人気銘柄も多数取り揃えられています。それ以外の店舗でも有名な銘柄であれば買えるため、誰かへのお土産としてはもちろん自分用に買って帰るのもおすすめです。
会津の馬刺し
馬刺しと言えば熊本県が最も有名ですが、会津地方の馬刺しも熊本の馬刺しと負けず劣らず高品質なのをご存知でしょうか。
会津の馬刺しは脂身が少なく、柔らかい肉質にもかかわらずあっさりとした味わいです。そのため赤身好きの方にぴったりで、会津ではそんなあっさりとした馬刺しに辛味噌をつけて食べるというちょっと変わった食べ方をします。馬刺しに味噌をつけて食べると聞くと少しもったいないようにも感じますが、これがなかなかに美味しくお酒を飲む手が止まりません。会津の道の駅にも馬刺しは置いてあるため、福島の馬刺しをこれまで食べたことがないという方はお土産で一度買ってみてもいいかもしれません。
円盤餃子
飯坂温泉に観光で行った方であれば、ご当地グルメでもある円盤餃子をお土産にしてみるのもいいでしょう。
飯坂温泉に行った方が立ち寄る機会の多い「餃子照井」は円盤餃子の名店としても知られており、薄く焼き上げられた特製の皮の中にはキャベツと青森県産の三元豚をたっぷり使用した餡が包まれています。円盤餃子の特徴として野菜をたっぷり使用した餡を包むことが多いため、個数が多くても意外とあっさり完食できてしまう美味しさです。温泉後の餃子ももちろん美味しいですが、旅の余韻を味わいながら家でビールとともに食べるのもまた格別です。
まとめ
今回は食べ物に絞って紹介しましたが、福島県を訪れた方の中には食べ物以外の雑貨をお土産として買って帰る方も多数います。シンプルなデザインながらも可愛らしい見た目の食器やアクセサリーなどもあるため、食べ物の好みがあまり分からないという方にはあえて雑貨を選んでみるのも一つの選択肢かもしれません。
今回紹介しきれなかったお土産品も含めて、福島県にはまだまだ知られていない魅力がたくさん詰まっています。旅行で福島の地を訪れた際にはぜひ、今回紹介したお土産品の購入を検討してみてはいかがでしょうか。