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2019.12.04

日本の知られざるスーパーフルーツ!玉川村のさるなしって何?

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はじめに

日本国内でも海外で話題になっているスーパーフードが多数売られていますが、日本国内にもまだ知られざるスーパーフルーツがあるのを皆さんはご存知でしょうか。それが福島県玉川村で生産量日本一を誇る、「さるなし」という果物です。

この記事では日本国内でも知名度が未だ低いスーパーフルーツである、玉川村のさるなしの知られざる魅力について解説しました。ふるさと納税サイトでもさるなしを使った商品が紹介されているので、記事を読んだ後にこちらもご覧ください。

▼参考サイト▼

https://www.furusato-tax.jp/product/detail/07502/4607696

さるなしってどんな果物?

冒頭でも触れたように、さるなしの国内生産量日本一を誇るのが玉川村です。たださるなしを知らない方からすれば、そもそもさるなしとはどのような果物なのかが気になるところでしょう。この章ではまずさるなしの概要として、さるなしがどのような果物なのかというところから解説していきます。

さるなし以外の名称

玉川村ではさるなしと呼ばれていますが、一般的にはコクワの実として知られています。さるなしの名前の由来としては、あまりの美味しさに猿がすぐに食べてしまい無くなってしまうところからこの名前が付けられたとも言われていますが、名前の由来については諸説あるのが現状です。

そんなさるなしは海外では「ベビーキウイ」や「キウイベリー」という名称で親しまれ、スーパーフルーツとして人気の高い果物です。そんなさるなしですが、栄養面でどのように優れているのでしょうか。

さるなしは栄養価が高い

さるなしが海外でスーパーフルーツと言われる所以は、その栄養価の高さにあります。一般的に普及している果物と栄養価について比較すると、さるなしでは以下のような特徴が見られます。

  • ビタミンCがレモンの約10倍
  • ビタミンEがアボカドの約2倍
  • タンパク質分解酵素がキウイの約2倍 など

特にビタミンEについては果物の中でもさるなしがトップクラスであると言われています。もちろんその他の栄養価でもさるなしが優れていますが、さるなしの種類によっても含まれる栄養素が違うことが分かっています。

さるなしの種類

日本に自生しているさるなしには5種類があるとされ、「さるなし」の他には「シマサルナシ」や「ウラジオマタタビ」などがあります。さるなしはマタタビ科の植物でもあるため、さるなしの種類としてマタタビがいくつか含まれているという訳です。

国内ではさるなしとシマサルナシが一般的に普及しており、外見的にはさるなしは皮が薄く緑色をしているのに対して、シマサルナシは緑褐色や褐色で硬い皮を持つのが特徴です。イメージとしては、キウイを100円玉くらいまで小さくしたものを思い浮かべてもらえると分かりやすいです。そんなさるなしの花は白く可憐な見た目で可愛らしい印象と言えます。

さるなしの味

ここまでさるなしの栄養価や種類について解説してきましたが、気になるのはさるなしの味についてです。さるなしの味については甘味が強く、後味として微かな酸味を感じられます。果肉はグリーキウイとそっくりですが、甘味についてはゴールドキウイ寄りでかなり濃厚です。そんなさるなしで作る果実酒は、果実酒の中でも最も美味しいものに仕上がるとまで言われるほど、さるなしの味は文句なしに美味しいです。

さるなしはなぜ普及しないか

優れた栄養価を誇りかつ甘くて美味しい果物でもあるさるなしですが、ここまで好条件が揃っていてなぜ日本全国で普及していないのか不思議に思うはずです。実はその理由はさるなしの収穫時期の短さにありました。

さるなし自体は日本各地で自生しており、九州や四国では標高1,000メートル前後の高地に、北海道では平野部で見られます。ただ収穫時期が9月から10月の間に限られるため、市場に出回る機会がないと言えます。またさるなしが市場に出回らない理由として、皮が薄く輸送するうちに潰れてしまう、山に自生していた果物なので生産量自体が少ないというものがあります。こうした理由からさるなしは市場に生の状態で出回ることがほぼないため、「幻の珍果」とさえ呼ばれることもあるそうです。

小粒のキウイのような外見でとても甘くて美味しいさるなしは、上記の理由があるために市場に出回る機会に恵まれず、日本国内の知名度がかなり低いスーパーフルーツという位置付けになってしまっています。ただそんなさるなしの魅力をPRして村おこしを企画したのが、国内生産量日本一でもある玉川村です。玉川村ではさるなしに関する商品作りや日帰りツアーを意欲的に実施し、さるなしというスーパーフルーツの魅力を最大限に伝えようと日々努力されています。次章ではそんなさるなし愛にあふれる玉川村の取り組みについて解説していきます。

玉川村のさるなし関連の取り組みとは

さるなし生産量日本一を誇る玉川村はさるなし関連の取り組みを複数行い、玉川村のPR活動を精力的に行なっています。この章ではさるなしの魅力を伝えるべく、玉川村で実際に行われている取り組みをいくつか紹介しておきます。

さるなしを使った商品作り

前述したようにさるなしは収穫時期がかなり短く限定されているため、市場に新鮮なさるなしが出回ることはほぼありません。そのため玉川村では村の特産品であるさるなしを使った商品作りを行なっています。

例えばさるなしの果実をダイレクトに味わえる冷凍さるなしや、さるなしの酸味を活かしたさるなしドリンクやさるなしジャムなどが商品としてすでに作られています。さるなしは熟すと甘味が強くなる一方で、熟す前の果実は酸味がかなり際立ちます。そのためさるなしの甘味を活かした商品だけでなく、酸味を活かす商品作りもしているようです。

そんなさるなしを加工した商品については、玉川村の公式通販サイト「こぶしの里」から閲覧および購入することができます。上記で挙げた商品以外にもユニークな商品が多数取り揃えられているので、興味のある方は一度覗いてみてください。

さるなしサミット

さるなしは日本国内でも生産量がかなり少ない果物ではありますが、2017年には玉川村で「第1回さるなしサミット」が開催されたこともあります。当日はさるなしの健康効果やさるなしを利用した取り組みに関する講演会が開かれ、別の会場では全国各地のさるなし関連の商品の試食や試飲をしながら商品を購入できるブースが立ち上げられていました。

1日限りの限定イベントだったため開催されていたこと自体知らなかったという方も多いかもしれませんが、玉川村ではこのような形でもさるなしのPR事業を意欲的に実施しています。また名称は変わりましたが翌年の2018年秋には「たまかわさるなし・こくわフェス2018」として、第2回さるなし・こくわサミットが開催され、その活動は前年よりもスケールアップして継続実施されています。

玉川村日帰りツアー

さるなしの収穫時期は秋のごくわずかな期間に限られていますが、その時期に開催されたイベントとして日帰りツアーがあります。2017年に行われた「玉川村さるなし満喫日帰りツアー」の内容を参照して解説すると、以下の内容でさるなしの魅力を一日かけて満喫できる構成になっていました。

  • 玉川村までさるなしの概要を聞きながらバスで移動
  • さるなし農家の方の畑を訪れ、完熟さるなし狩りを堪能
  • 玉川村の特産品をふんだんに使用したランチの実食
  • さるなしを使いスイーツ作りに挑戦
  • さるなしのワークショップに参加
  • 玉川村道の駅でお土産を購入して帰宅

玉川村での体験を通じてさるなしの魅力を最大限に味わうことができる同ツアーは、巷で流行っている謎解きツアーをモチーフに考案されたそうです。幻の珍果とも言われるさるなしを堪能できる貴重なツアーは基本的に9、10月頃に開催されることが多いので、興味のある方は玉川村公式ホームページや各種イベント情報も覗いてみるといいかもしれません。

ここまでさるなしを中心に玉川村について紹介してきましたが、実はさるなし以外にも玉川村ならではの特産品が存在します。次章ではそんなさるなし以外の特産品について最後に紹介しておきます。

さるなし以外の特産品

玉川村と言えばさるなしが代表的な特産品ではありますが、それ以外にも玉川村ならではの特産品と言えるものがいくつかあります。この章では最後にさるなし以外の特産品についても簡単に紹介しておきましょう。

しぼり製法で作られるトマト

玉川村では「しぼり」という特殊な製法によって水を与えずトマトを育てているため、一般的なトマトよりも糖度が高く旨味が濃厚に凝縮されています。しぼり製法によって育てられたトマトから糖度7以上のものを選別し、2キロ分を丸ごと使用した100%ジュースは、第6回ふくしま特産品コンクールでふくしま特産品大賞を受賞したこともある一品です。

濃厚なトマトの旨味とともに強い甘味を感じられる玉川村のトマトは、トマト好きの方であればぜひ一度は試してほしい味わい深さになっています。

空芯菜

国内では主に沖縄で生産されている空芯菜ですが、実は玉川村の特産品でもあります。特に玉川村で育てられた空芯菜は葉っぱの部分よりも茎の部分がシャキシャキと美味しく、癖のない風味でサラダにもぴったりです。

こぶしの里ではそんな空芯菜を使った乾麺やお茶なども販売されています。TVで全国放送されたこともある玉川村の空芯菜は、一度食べられたらクセになる歯ごたえの良さが美味しさの秘訣です。

まとめ

玉川村では高原野菜から熱帯で育てられるような野菜を栽培できる環境が整っているため、特徴ある農産物作りが昔から行われています。栄養価も高い野菜や果物を日々の食事に取り入れるだけでも、より健康で豊かな生活を送ることに役立てられます。

特に今回紹介したさるなしはダイエット効果も期待されるスーパーフルーツです。一度食べれば必ず病みつきになること間違いなしの甘さと美味しさなので、この機会に一度お試しください。

ふるさと納税で福島を応援しませんか?

福島県玉川村をふるさと納税で応援しましょう。

そもそも「ふるさと納税」ってよく聞くけど、なあに?という方もいらっしゃると思います。
ふるさと納税とは、ご自身の生まれ育ったふるさとや、愛着のある地を応援することの出来る寄附金制度です。

生まれ育ったふるさとやゆかりのある地、応援したいと思う区市町村に寄附をすることで、寄附主のあなたが今お住まいになっている区市町村の住民税や所得税が軽減されます。

内容によっては、玉川村のさるなしのように、返礼品を受け取ることもできます。

「ふるさとを応援したい。」
「ふるさとの力になりたい。」
「お世話になったあの地に何か恩返しがしたい。」

そんなお気持ちを、ふるさと納税を通して伝えてみませんか。

福島県玉川村によるふるさと納税の寄附金の使い道は、以下の通りです。

  • 令和元年台風19号被災による支援
  • 地域の振興に関する事業
  • 教育の振興に関する事業
  • 人材育成・子育て支援に関する事業
  • 住民福祉の向上に関する事業

福島県玉川村の返礼品は、さるなし以外の果物もあり、福島県特産の桃やりんごも用意されています。また、玉川産の果物を使ったフルーツジュース、ワインなども人気です。

福島県玉川村を「応援する気持ち」「愛する気持ち」をかたちにしてみませんか。

その他にも、福島県内の各市町村でふるさと納税を実施しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

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