絶大な支持率を誇る福島県の元祖ゆるキャラ「キビタン」
目次
日本中の各地では特徴的なキャラクターが存在しています。
昨今のゆるキャラブームの影響で数えきれない程のキャラクター数が生まれまさに戦国時代。
いかに認知度を高めるかが勝負となっています。
しかし、福島県には今から24年前の1995年に「キビタン」というマスコットキャラクターが誕生しています。
福島県にもゆるキャラはいますが、知名度・信頼感は圧倒的にキビタンが”先輩的地位”を確立しています。
小さいこどもから高齢の方までの認知の高さはキビタンが福島県の公式マスコットキャラクターとして幅広い活躍を長年に渡って行ってきた事に他なりません。
今回の記事ではそんな魅力溢れる福島県のマスコットキャラクターであるキビタンにスポットを当ててお届けしていきます。
キビタンとは?
福島県の絶大な支持を持つキビタン。
1995年に福島県で開催された第50回国民体育大会(ふくしま国体)のPRを目的として誕生されました。
福島県の鳥であるキビタキをモチーフにされた丸々としたかわいいルックス、目を引く黄色で現代でも通用する古臭さを感じないフォルムデザインが特徴的です。
現在のゆるキャラのような存在も無かった時代にこの派手な色のキャラクターは、まさにふくしま国体のPRという大役を見事に果たします。
福島県内のいたる所にキビタンが登場し、一気に県民へと浸透していきました。
またキビタンの版権を保有していた電通から大会終了後に記念として福島県へ無償提供され福島県の公式マスコットになります。
福島県が版権を保有することとなり様々なイベント、学校教材、グッズデザインにキビタンを使用することができ、国体後も「福島県民の一員」として現在も活躍中です。
2001年に開催されたうつくしま未来博では、キビタンのデザインが変更され半ズボンを履くようになりました。
さらに「キビママ」「キビィ」「キビマル」の4人家族となりイベントを盛り上げました。
2010年ではACジャパンの地域キャンペーン「誇ろう!ふるさとの元気。東北」で福島県代表に起用されています。
県民に愛されながらも公式マスコットとしてのお仕事もこなす頑張り屋さん、それがキビタンです。
参考記事:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%B3
参考記事:http://www.pref.fukushima.jp/list/kibitan.html
【プロフィール】
■名前の由来
福島県の鳥「キビタキ」をモチーフに一般公募により決定
■誕生日
8月21日
■デザインのモチーフ
福島県の鳥「キビタキ」
■性格
常に前向き
■趣味
家族旅行(キビタンファミリー)
■特技
キビタン体操、キビタンダンス、合唱
■チャームポイント
くりっとした目
■自己PR
HAPPY ISLAND(福 島)に住む幸福の黄色い鳥“キビタン”です。ボクをなでると幸せが訪れるかも・・・?
■キビタンTwitter
キビタン号とは?
「キビタン」と一緒に、ふくしまの魅力と今を全国へ届ける移動販売車「ふくしまから はじめよう。キビタン号」をコンセプトにキビタンカラーである黄色い専用車両があります。
移動販売車(ふくしまから はじめよう。キビタン号)を使用し、首都圏のビジネス街や住宅街、 および福島県内の住宅街、仮設住宅等で福島県産品の移動販売を行っていくのが目的です。
福島の代表的な商品を数多く取り扱っているのでまさに「福島の食を凝縮させた車」となっています。
【商品例】
・なみえ焼きそば
・喜多方蔵々亭4食ラーメン
・こうじ納豆
・会津味噌
・福島りょうぜん漬
・会津地鶏カレー
・会津牛 肉みそ
・クリームボックスラスク
・酪王カフェオレ サブレ
など、その他多数。
「キビタン」があらゆる場所に出没する展開を図り、福島県=「キビタン」のイメージを定着させるアピールを実施し、福島県産品の販路拡大および福島県観光PRへとつなげていきます。
また、首都圏等の物産展、企業イベント等多くの出展経験のネットワークやノウハウを活用して積極的に首都圏で販路拡大を図っています。
県内の活動だけではなく、各都道府県と福島県を繋ぐ重要な活動もしたりと大忙し。
Twitterには随時活動に関する情報が更新されています。
キビタン号Twitter:https://twitter.com/kibitan_go
参考記事:http://www.bicmates.com/guidance/
参考記事:http://rainbow.nttdocomo.co.jp/enterprise/detail/121/
キビタンがチャレンジする人を応援!
「福島の今を知る動画スペシャルサイト FUKUSHIMAnow」にもキビタンが登場します。
福島のPR動画、ふくしまの未来、ふくしまの人々など、県内で挑戦する人を紹介しています。
またキビタン自身の挑戦も「キビタンの挑戦」という専用ページでまとめられています。
自分も頑張るからこそ応援もできる。
キビタンの努力に背中を押されるのではないでしょうか。
参考記事:https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/movie-now/
レッツチャレンジ!キビタン体操!
キビタンは「キビタン体操」としてこども達に人気です。
福島県のHPで体操動画、音源、歌詞を無料で手にすることができます。
簡単な体操ですが全身を効果的に動かす事ができるので、幼稚園・保育園での普及にも力を入れています。
参考記事:http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/kibitanroom/
福島県のフルキャラ一覧
キビタンの”後輩”にあたるゆるキャラも福島県には数多く暮らしています。
現在は小学校や施設でもキャラクターが誕生しており、その膨大なバリエーション数はこちらの参考記事でご確認下さい。
2013年にキビタンはゆるキャラグランプリに出場の経験があります。
結果は1579キャラ中91位と大健闘の成績を残しています。
キビタンには奇抜な言動・派手な見せ場はありませんが、丸っとした愛くるしい姿は福島県内のキャラクターなら間違いなくNO1の知名度・人気を誇るに違いありません。
参考記事:http://www.yurugp.jp/ranking/?year=2013
また、キビタンに続くように福島県内のゆるキャラは毎年このグランプリ参加に挑戦しています。
2019年は8キャラがエントリー。
県民の期待に答えられるのか、注目が集まっています。
【ご当地枠】
・とみっぴー(福島県富岡町)
・ロボばんじぃ(福島県磐梯町)
・まゆみちゃん(福島県本宮市)
・うけどん(福島県浪江町役場)
・やぶさめくん(福島県古殿町)
【企業・その他枠】
・幸水ナシコ(NEXCO東日本 東北支社 いわき管理事務所)
・らっくー(酪王乳業株式会社)
キビタンの素材
キビタンは福島県の公式キャラクターとしてカレンダーやPOPなどの無料印刷データとしても活躍しています。
※各種ダウンロード素材は各規約を厳守の上、ご利用下さい。
キビタンカレンダー
キビタンの部屋ページ上部からは福島県の美しい名所とキビタンが映っているカレンダーをダウンロードする事ができます。
2019年のカレンダーの中ではスキーをしているキビタンの姿が珍しいのではないでしょうか。
参考記事:https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/kibitanroom/
「ふくしまから はじめよう。キビタン」コラボツール/ポスター・POP・カードP
富士ゼロックス福島ではキビタンとのコラボポスター、POPなどが無料でダウンロードできます。
職場で活用できるデザインなのも魅力的です。
※公開用のファイル形式は、すべて富士ゼロックスのDocuWorks(ドキュワークス)です。
参考記事:https://www.fujixerox.co.jp/fkx/support/original_tools/fukushimaonly/kibitan1
ラインスタンプ
キビタンのラインスタンプも登場。
表情豊かで今まで見たことないキビタンの素顔を感じられるはずです。
LINE:https://store.line.me/stickershop/product/1802053/ja
キビタン公式デザイン集
福島県ではキビタンの公式デザイン等を無料で開放しています。
利用申請・利用規約・指定デザイン等を守れば誰でも活用する事ができます。
ますますキビタンの活躍の場も広がるのではないでしょうか。
参考記事:https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/kibitanroom/riyoshinsei.html
人気の裏には圧倒的な行動量あり。
キビタンのイラストを用いたモノは福島県内のどこでも発見することができます。
県民の一人として圧倒的な行動力で人々に情報提供をしているキビタン。
ルックスだけではなく、こうした露出度の高さも老若男女から人気になっている秘訣だと考えられます。
こうした支持・信頼感は他のゆるキャラには到底及ばない領域です。
キビタンの先輩としての認知力はやがて全国的に広がりを見せて欲しいと福島県民の期待を背負っていることでしょう。
また、20年以上前のキャラクターにも関わらず現在でも色褪せないデザイン力の高さにも驚かされます。
微妙に現代風にアレンジが加わってはいますが、キビタンらしさは失われていません。
今度もキビタンは福島県内を飛び回り、幸せの黄色い色で染めていくことでしょう。