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2019.08.20

【2019年版】福島県で開催される音楽フェスまとめ

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夏がもうすぐやってきますね!夏といえば音楽フェス!という方も多いのではないでしょうか。

日本では1997年にフジロックフェスティバルがスタートしてから、続々と大型音楽フェスが誕生しました。近年では、全国各地で小規模から大規模までの様々な音楽フェスが開催されるようになり大盛況を収めています。音楽フェスに合わせ、地域の特産品などを使ったフードやドリンク、ファッション、雑貨などの販売をすることも多く、その土地の特色がよく表れている音楽フェスが増えています。

今回注目するのは、福島県で開催される2019年の音楽フェスです。大型フェスではなく、福島だから味わうことのできる温かいフェスに魅了されてください。場所の力って凄いんです。これを読めば、福島の大自然の中で、壮大なロケーションと澄んだ空気に包まれながら音楽に酔いたくなりますよ!開催日順にご紹介します!

オハラ☆ブレイク’19夏

東北最大級のフェスとなったARABAKI ROCK FEST.を企画制作するARABAKI PROJECT/GIPが中心となって開催されている音楽フェスです。オハラブレイクというタイトルの由来は、福島県会津地方に伝わる民謡「会津磐梯山」に登場する小原庄助という人物の名前オハラと、休息という意味であるブレイクからきています。なぜ、「オハラがブレイク」なのでしょうか。小原庄助は曲中で「朝寝、朝酒、朝湯が大好きで、それで身上潰した(破産した)」と歌われています。その小原庄助のライフスタイルは、会津地方が誇るべきスローライフの原点では?という視点から、スローライフを大切にした上での「大人の文化祭」を目指すお祭りがコンセプトになっています。

会場は猪苗代湖の天神浜(てんじんはま)です。国内第4位の湖面で有名な猪苗代湖の周辺に、大小3つのステージが用意され、例年、音楽だけでなく演劇やワークショップも開催されています。また、野外美術展やロッジ内での企画展も楽しむことができます。

今年の注目は、ロックの図書館と題したトレーラーハウスを活用したレコード喫茶で、生のレコードを聴きながら音楽のルーツを掘り探れるライブラリーとなっているようです。音楽ファンには堪らない企画ですよね。そのアイディア元がソニー・ミュージックアーティスツの元会長原田公一氏であるとのことで、これはもう必見です!

音楽やアートの他にも、福島の地酒や、福島牛を堪能できるBBQも同時開催されます。耳だけではなく全身で福島を感じてみてくださいね。

そして、オハラ☆ブレイクの恐るべきところは、あの国内最大級音楽フェス、ROCK IN JAPAN FESTIVALと開催日をぶつけているところです。隣県でどデカイフェスが開催されているにも関わらず、オハラ☆ブレイクの入場者数は年々増えており、フェス参加者や音楽関係者からも一目置かれる音楽フェスへと成長してきています。

<開催概要>

・主な出演アーティスト

 アナログナイト/大木温之(ピーズ)/奥田民生/キイチビール&ザ・ホーリーティッツ/THE King ALL STARS/GLIM SPANKY/The Vocoders a.k.a. POLYSICS/佐野元春&THE HOBO KING BAND/スガシカオ/菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)/双発機(石崎ひゅーいvs尾崎裕哉)/曽我部恵一/TOSHI-LOW/怒髪天/日食なつこ/藤原さくら/Midnight Bankrobbers(チバユウスケ/イマイアキノブ)/宮本浩次/山本彩/and more

・公式HP

https://oharabreak.com/

・開催日時

 8月9日(金) 開場15:00 終演予定21:30

 8月10日(土) 開場10:00 終演予定21:30

 8月11日(日) 開場10:00 終演予定21:00

・会場 猪苗代湖畔天神浜(福島県耶麻郡猪苗代町大字中小松字四百刈乙)

http://www.tenjinhama.com/

奥会津ロックフェスティバル2019「奥’Rock」

通称「奥ロック」と呼ばれる奥会津ロックフェスティバルは、今年で8回目となる音楽フェスです。2011年に奥会津で行われた「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」の後続イベントとして2012年より開催されています。音楽だけではなく、奥会津のグルメを堪能することのできる、「奥会津うまいもんフェア」も同時開催予定とのことです。

奥会津というとピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんが、ここは広大な森林と豊かな水資源が今も日本の原風景とともに残る、大自然に恵まれた地域です。昔ながらの暮らしや伝統が根付く古き良きまちと、現代音楽が融合する音楽フェスなんて、想像するだけでワクワクしませんか?
 この奥ロックは、深刻な高齢化の進む奥会津で、若者たちが「風とロック」を引き継ぎ、開催しています。若者といっても、ほとんどが高校卒業とともに都会へ進学してしまうため、地元に残るのはごく僅か。そんな彼らが「多くの若者にこの地に足を運んでもらい奥会津を好きになってもらいたい」との思いもこの奥ロックには大きく反映されています。


決してアクセスの良い開催地とは言えません。しかし奥ロックの素晴らしさは、震災後8回も続いている、ということが全てを物語っていますよね。

<開催概要>

・主な出演アーティスト

 MONKEY MAJIK/笹川美和/スマートソウルコネクション/RAMMELLS/BananaLemon/大竹涼華

・公式HP

・開催日時

 8月24日(土) 開場10:00 終演予定18:00

・会場 奥会津昭和の森キャンプ場(福島県大沼郡昭和村大字大芦字小矢ノ原)

http://www.vill.showa.fukushima.jp/outdoor.stm#map

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風とロック芋煮会2019 イモニー村祭り

風とロックはご存知の方も多いのではないでしょうか。同フェスは福島県が誇るクリエイター、箭内道彦さんが実行委員長を務め、今年開催10年目というメモリアルイヤーを迎えます。テーマは「村祭り」。音楽だけではなく、毎年出演者の白熱した草野球、出演者自らが立つ出店も見どころです!

箭内さんの“福島県の一年の中で、いちばん楽しい日をつくりたい。”という思いがフェスに込められており、その思いに応えるように、数多くのアーティストが毎年出演しています。そしてチャリティーイベントとして、収益金、賛同社からの賛同金とチケット全売上金から開催経費を除いた全額を東北の復興の為に寄付しています。震災の爪痕がまだまだ沢山残る福島でこのフェスを続ける意味が、そこにも現れていますね。

芋煮会と題されているだけあって、参加者はなんと「具」と呼ばれているから驚きです!芋煮会なので、福島の食材をたっぷり使った芋煮や、地酒である日本酒も堪能することができます。

開催地のしらさかの森スポーツ公園の最寄りが東北新幹線の新白河駅ということもあり、アクセスしやすいのも魅力です!福島にゆかりのあるアーティストも数多く出演しているため、ローカルトークで盛り上がる一面もあるアットホームな空気感のフェスですが、都心からの参加も多く、県内外から毎年多くの方が具になりに足を運んでいます。

<開催概要>

・主な出演アーティスト

 MONOEYES/サンボマスター/ORANGE RANGE/打首獄門同好会/四星球/BiSH/猪苗代湖ズ/ホリエアツシ/NakamuraEmi/怒髪天/THE BACK HORN/SILENT SIREN/吉本新喜劇ィズ/バックドロップシンデレラ/ココナナモレモモ(マキシマムザホルモン2号店)/スガシカオ/高橋優/日食なつこ/スネオヘアー/柴田淳/亀田誠治/富澤タク/音速ライン/片平里菜/ひとりぼっち秀吉BAND/and more

・公式HP

http://kazetorockimonikai.jp/2019/

・開催日時

 9月7日(土) 開場8:15 終演

 9月8日(日) 開場8:15 終演

・会場 しらさかの森スポーツ公園(福島県白河市白坂牛清水117)
  http://www.shirakawataikyo.co-suite.jp/

騎馬武者ロックフェス2019

南相馬は国の重要無形民俗文化財に指定される「相馬野馬追(そうまのまおい)」が行われており、その地で産声をあげたのがこの騎馬武者ロックフェスです。東日本大震災では地震、津波、そして原発事故により甚大な被害を受けました。そんな街で震災後からスタートし、今年で6回目の開催となります。
 南相馬で音楽フェスを開催するということが、どれだけ難しかったのか、想像を絶するほどの問題が山積みだったのではと考えると胸がぎゅっと苦しくなります。だからこそ、この騎馬武者ロックフェスは熱くて強くて心を揺さ振られるのです。主催者と、その思いに応えるように演奏をする演者、そして参加者。フェスの最後にはミュージシャンの呼びかけにより集まった募金で打ち上げ花火が空いっぱいに弾けます。そんなフェスに参加してみてください。きっと明日からまた頑張るんだ、そんな気持ちになるに決まっているんです。

当日は音楽の他にもワークショップが予定されています。フェスと一緒にキャンプも楽しめるので、アウトドアを通して南相馬を、騎馬武者ロックフェスを満喫してくださいね。

<開催概要>

・主な出演アーティスト

 OAU(OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)/MONOEYES/SLANG/Fire EX.(滅火器)/GOOD4NOTHING/Xmas Eileen/NUBO/セックスマシーン!!/MORE THE MAN/渡辺俊美 & THE ZOOT16/音速ライン/片平里菜/花男/Norishige/BLACK BASS/梶原徹也(ex.THE BLUE HEARTS) with 太陽ドラム/Joli Jolie/and more

・公式HP

http://kibamusha-rock-fes.com/

・開催日

 9月21日(土) 開場9:00 終演予定20:30

・会場 南相馬・馬事公苑(福島県南相馬市原町区片倉字畦原4-1)

https://www.city.minamisoma.lg.jp/portal/culture/sports/2/5262.html

さいごに

2019年に福島県で開催される音楽フェス特集でした。福島県は震災の影響もあり急激に高齢化が進んでいます。その中で若者が中心となって福島に活気を取り戻そうとする団体が数多く存在し、その一つがこの音楽フェスです。だからこそ音楽フェスにかける思いは熱く強靭なものなのです。その思いが会場に一体感を生んだ時、参加者は心を動かされることでしょう。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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