会津坂下町の観光スポットと冷やしラーメンが食べられるお店とは?
目次
福島の会津坂下町は、歴史溢れる文化遺産がたくさん残っている情緒溢れる町として、巷では話題を呼んでいます。
イベントやお祭りなどもたくさん開催されているため、観光として訪れる人が後を絶ちません。
観光協会の調査では、年間で約5万人以上もの観光客が訪れると言われていて、年々観光客が増加している街でもあります。
そこで福島の会津坂下町には、どんな観光スポットやグルメがあるのかを紹介していきたいと思います。
歴史溢れる文化遺産【上宇内薬師】
福島県には、「上宇内薬師」や「恵隆寺」など様々な観光スポットが存在します。
上宇内薬師は観光スポットとしても人気が高い場所で、訪れた人の満足度も高いと評価されています。
この上宇内薬師堂は福島県河沼郡会津坂下町の大字大上に境内を構えているお寺で、大正9年(1920年)に国指定重要文化財に指定されたこともあり、福島県を観光される際にはこの場所を訪れる人が大勢います。
このお寺の見どころは増高180.5cmの欅の1本彫造で、彫刻には国宝の勝常寺薬師の流れが見受けられるところにあります。
その表情は穏やかなのですが、迫力に圧倒される彫刻を是非一度ご覧になってはいかがでしょうか。
「上宇内薬師の営業時間や詳細」
○営業時間 4~12月 10:00~15:00 拝観要予約
○拝観料金 500円
○場所 福島県河沼郡会津坂下町大字大上字村北甲803
○交通アクセス 会津坂下駅から会津バスに乗り、川西小学校前で下車徒歩5分
○車でアクセス 会津坂下駅から車で20分
上宇内薬師はバスや車でもアクセスしやすい場所にありますので、福島県を訪れる際にはこの町の歴史に触れてみましょう。
歴史溢れる文化遺産【恵隆寺】
上宇内薬師の次に観光スポットとして人気が高いのが、鎌倉の初期に創建された「恵隆寺」です。
恵隆寺は上宇内薬師と同じく、福島県河沼郡会津坂下町にある真言宗豊山脈のお寺で、会津ころり三観音の一つです。
この恵隆寺はカップルやシニアなどの観光客に人気のスポットで、イベント会社の情報では満足度が40%以上と言われています。
恵隆寺の見どころは、石塔山恵隆寺の観音堂に安置されている2丈8尺の十一面千手観音像で、二十八部衆などの侍仏も含めると30体が揃っています。
こちらのお寺に関しても国指定重要文化財に指定されていますので、上宇内薬師を参拝した後に観光スポットとして参拝する人が多いと言われています。
「恵隆寺の詳細」
○拝観料金 300円
○場所 福島県河沼郡会津坂下町大字塔寺字松原2944
○交通アクセス 塔寺駅から徒歩15分
福島の郷土料理をいただきましょう
観光スポットを巡っていると時間も忘れるようになり、気がついたときにはお腹が空いてしまうと思います。
福島県に観光で訪れたら、福島独特の郷土料理をいただいて、観光をさらに楽しんでみてはいかがでしょうか。
実は、福島の郷土料理と言えば「冷やしラーメン」が有名です。
冷やしラーメンは会津坂下町のラーメン店で提供されていて、昭和27年頃から続く看板メニューとして知られている、ご当地グルメの一つです。
冷やしラーメンは名前だけを見ると涼しいイメージがあり、夏の暑い時期だけ食べられるものと思いきや、実際は夏だけでなく1年中食べられる定番メニューとして、地元の方に愛されているグルメです。
特に夏の暑い時期は清涼剤として食べたくなるグルメでもあり、会津坂下町の町内では約8店舗で冷やしラーメンをいただくことができます。
福島の郷土料理「冷やしラーメン」が食べられるお店
福島の郷土料理である冷やしラーメンが食べられるお店は、町内以外を含めると約11店舗あり、「食堂いしやま」、「麺屋信成」、「支那そば正月屋」などが特に有名店です。
他にも「坂内食堂」や「ラーメン比内亭」などでもいただけますので、町の探索を兼ねて冷やしラーメンを食べられるお店を探してみるのも面白いと思います。
冷やしラーメンは、各店舗によって味や特徴が全く異なります。
オーソドックスな冷やしラーメンを食べたいと考えるのであれば、「食堂いしやま」がおすすめです。
福島の郷土料理/冷やしラーメンおすすめNo.1「食堂いしやま」
「食堂いしやま」は福島の会津坂下町にあり、こちらのお店が冷やしラーメン発祥と言われています。
冷やしラーメンが誕生したきっかけは、風邪で高熱が出たときに食欲のない女性に、ラーメンの麺を水で洗って食べさせたことから生まれた、と言われています。
冷やしラーメンは1952年に誕生して以来、福島県民に愛され続けている名物グルメです。
「食堂いしやま」では冷やしラーメンを作る際に磐梯山麓の状流水を使い、3日かけてスープを作るそうです。
3日かけて作られたスープは一度冷蔵庫で寝かせ、表面が固まった段階で脂を取り除いていくことで、透明感のあるスープへ仕上げます。
冷やしラーメンの麺は中太の縮れ麺で、トッピングにはチャーシューやメンマ、シャキシャキした食感が特徴のタマネギが添えられています。
臭みもないことからスープにもよく合い、タマネギ嫌いな人でも美味しくいただくことができるでしょう。
見た目は味が薄そうに見えるのですが、スープの味が濃いので塩味が強く感じられることもあるそうです。
福島の郷土料理/冷やしラーメンおすすめNo.2「麺屋信成」
冷やしラーメンがおすすめのお店は、他にも「麺屋信成」が有名です。
こちらのお店は会津坂下町ではなく郡山市富田町にあるのですが、このお店独自の冷やしラーメンがいただけるということから人気を呼んでいます。
こちらの冷やしラーメンは地鶏を使っていて、「冷やし地鶏塩ラーメン」という名前で提供されています。
会津の地鶏と魚介でじっくりと作られたスープはとにかく絶品で、トッピングには国産の肩ロースと国産鶏ムネ肉を真空低温で調理したチャーシュー、ベビーリーフ、フライドオニオンなどが添えられています。
夏の暑い時期や食欲が増してきたときに、ガッツリと食べたくなる逸品です。
4種類のスープ、5種類の麺、7種類のチャーシューなどバリエーションも多いので、家族や友人と観光に行った時には、違う味の冷やしラーメンを注文して味の食べ比べをしてみるのも楽しいと思います。
福島の郷土料理/冷やしラーメンおすすめNo.3「支那そば正月屋」
「支那そば正月屋」はお店の名前の通り、支那そばが有名なお店なのですが、こちらでも冷やしラーメン曰く「冷やし支那そば」をいただくことができます。
支那そばと言っても、見た目は冷やしラーメンを連想させる仕上がりで、伊達鶏を中心にホタテの貝柱やかつお節などの魚介の風味を楽しめる逸品です。
和風のスープに自家製のやや縮れ麺がよく合い、お好みで太麺・中太麺・細麺などを選ぶことができます。
麺には福島県産の「ゆきちから」という小麦粉が使用されていますが、他にも数種類の小麦粉を独自の配合でブレンドして作っているため、香り豊かで喉ごしの良い冷やし支那そばをいただくことができます。
福島の郷土料理/冷やしラーメンおすすめNo.4「坂内食堂」
「坂内食堂」は福島県喜多方市にあるお店ですが、日本三大ラーメンの喜多方ラーメンを始め、「中華風冷やしラーメン」をいただくことができます。
こちらのお店は喜多方ラーメンの老舗でもあり、喜多方ラーメン御三家の一つとしてチェーン展開もされています。
1958年に創業されて以来、ずっと変わらない味を提供し続けているお店で、「坂内食堂」では秘伝の豚骨スープが人気を呼んでいます。
こちらのお店で夏季限定で販売されているのが「中華風冷やしラーメン」になり、通年販売では「和風冷やしラーメン」が提供されています。
和風冷やしラーメンはかつおと煮干しの和風だしで、和風ベースのスープに仕上がっているため、小さなお子さんでも食べやすい味と言えます。
冷やしラーメンの麺は平打ち縮れ麺で、秘伝のタレで煮込んだチャーシューは別添えになっていますので、冷やしラーメンに入れて食べたり、薬味のワサビを付けてチャーシューそのものの味わいを楽しむこともできます。
また「坂内食堂」の和風冷やしラーメンは福島県内のローソンでも販売されています。
それくらい福島県民に愛されている味ですので、福島へ観光に訪れた際には、「坂内食堂」の和風冷やしラーメンをいただいてみてはいかがでしょうか。
福島の郷土料理/冷やしラーメンおすすめNo.5「ラーメン比内亭 郡山店」
「ラーメン比内亭」では、醤油ベースの冷やしラーメンが提供されています。
こちらの冷やしラーメンには比内地鶏が使われているだけでなく、他のお店では提供されていない「梅干し」が入っていることから、夏の暑い時期でもさっぱりとした味わいの「冷やしチャーシューめん」をいただくことができます。
さらにはたくさんのトッピングが乗っていて、メンマやネギ、海苔やチャーシューなどが添えられ、食べ応えのある逸品となっています。
夏の暑い時期に観光に訪れ、さっぱりとした冷やしラーメンが食べたくなったら、「ラーメン比内亭 郡山店」の冷やしチャーシューめんをいただいてみてはいかがでしょうか。
福島県にはたくさんの観光スポットがあり、郷土料理の一つとして冷やしラーメンというグルメを味わうこともできます。