朝ドラ好き必見!福島がNHKドラマエールの舞台に!
2020年4月にスタートする連続テレビ小説、「エール」では、明治の福島が舞台となっていることから、現在注目を集めています。
今回のドラマで主演を務めるのは、年代を問わず人気を呼んでいる俳優の窪田正孝さんで、その相手を務めるヒロインは、個性的でありながらも鋭い演技に定評のある女優の二階堂ふみさんです。
2020年4月放送ということもあり、オリンピックの年に放送される最も注目の話題作と言われています。
2020年はオリンピックイヤーということもあり、海外からの観光客もたくさん訪れる年です。
福島が舞台となった「エール」は、日本国内だけでなく海外からも注目されるかもしれません。
NHKドラマ、連続テレビ小説としては、なんと第102作となる「エール」ですが、ロケ地はまだ未定でも、舞台となる福島が今後どのような形で表現されるかも期待が持たれています。
今回の物語のモデルとなったのは、日本を代表する作曲家・小関裕而さんの生涯です。
2020年オリンピックイヤーに放送予定の「エール」ですが、「明治の福島」が舞台になった連続テレビ小説とはどんな作品なのか興味を持つ方もいると思います。
この機会に福島を訪れてみたいと思っている方はもちろん、現在福島に住まわれている方に、「エール」がどのようなお話なのかを紹介していきます。
NHKドラマ第102作「エール」とは?
NHKドラマ102作目となる連続テレビ小説の「エール」ですが、物語の舞台となるのは、日本が生糸輸出量が世界一となった明治42年になります。
福島県の、とある老舗・呉服店に、待ちに待った待望の男の子が生まれます。
その男の子は、後に多くの名曲を生み出すことになる天才作曲家、古山裕一です。
裕一は呉服店の跡取り息子として生まれますが、ぼんやりとしていて気弱な性格でした。
周囲からは、何の取り得もない奴とまで言われるような裕一でしたが、ある日素晴らしい音楽と出逢い、その才能を瞬く間に開花させていきます。
音楽に出会った裕一は独学で勉強を始め、遂には作曲をするようになり、ある日家族に内緒で応募した海外のコンテストで上位入賞を果たすまでになります。
ぼんやりとしていて気弱な性格だった裕一が音楽に目覚め、海外という舞台でも活躍できるほどの実力を発揮するようになるのですが、そこで裕一の運命を変えるほどの出来事が起こります。
歌手を目指している、一人の女学生と出会うことになるのです。
この女性が、後に裕一の妻となる関内音です。
音は明るくポジティブな性格で、気弱で物静かな裕一にとっては真逆の性格でした。
そんな2人は、福島県と愛知県という遠く離れた地に住みながらも、「文通」を通して愛を育んでいきます。
やがて二人は結婚し、夫婦となります。
歌手を目指していた音は、本格的に歌を学ぶために音楽学校へ入学します。
夫である裕一を誰よりも信じ、叱咤激励しながら自らの夢である歌手になるという夢を追い続けます。
そして2人は上京し、個性豊かな人々と出逢いながら、不遇の時代を乗り越えて数々のヒット曲を生み出していきます。
しかし世の中では戦争が始まり、裕一は軍の要請を受けて戦時歌謡を作らされることになります。
自分が作った歌を歌いながら戦死していく若者の姿を見た時、裕一は心を痛めていきました。
その後日本は戦後の混乱の中で、復興へと向かっていきます。
裕一と音は、そんな傷ついた人々の心を癒すために音楽の力で皆を勇気づけようと、2人で協力して音楽を奏でていこうという物語です。
ドラマの概要・主演&ヒロイン紹介
このドラマで主演を務める窪田正孝さんと、ヒロインを務める二階堂ふみさんは、広く知られている人気のお二人です。
窪田正孝さんは、主人公の古山裕一を演じます。
ドラマの概要として、裕一は昭和を代表する作曲家として福島の呉服店で生まれます。
幼い頃は気弱な性格でいじめられっ子の裕一でしたが、ある日音楽と出逢い、独学で作曲を始めます。
呉服屋の跡取り息子として生まれた裕一は、商業高校を経て銀行に就職しますが、音楽の道を諦めきれずにいます。
そんな時に海外の作曲コンクールに応募し、まさかの入賞を果たし運命が大きく変わります。
そこで出会った歌手を目指す女学生・関内音と出逢い、文通を通して愛を育みながら2人は結婚して上京します。
そんな裕一を演じる、窪田正孝さんが今回抜擢された理由は大きく二つあります。
TBS「Nのために」や、日本テレビ「ラストコップ」など様々なドラマに出演し、人気俳優として注目されているのはもちろんですが、気弱だけど天才的な才能を持つ裕一を演じるためには、幅広い人間性を演じられる役者が必要だったと言います。
そこで芝居が達者な、窪田さんにオファーがあったそうです。
他にも窪田さんの演技は繊細さと強さ、弱さを併せ持った深い魅力のある俳優ということも、選ばれた理由と言われています。
「エール」のモデルとなった小関裕而さんはまさに裕一そのもので、天才だけど気弱で音楽以外はダメな部分が多かったそうです。
そんな裕一の妻として関内音を演じるのは、女優の二階堂ふみさんです。
音は愛知県豊橋市で馬具の製造販売を行う関内家の三姉妹の次女として生まれ、文通を経て裕一と結婚します。
夫を誰よりも信じ、叱咤激励しながら自らも歌手になるという夢を追いながら、二人三脚で昭和の時代を生きながらも数々のヒット曲を生み出していきます。
音のモデルとなったのは、小関金子さんです。
二階堂ふみさんが音役に選ばれた理由は、難しいシーンをオーディション課題として与えられながらも真に迫る迫力ある演技が光っていたからです。
自分の意志を強く持って、力強く生きた音を演じるためには、これ以上の女優はいないでしょう。
二階堂ふみさんの演技力と、窪田正孝さんの山あり谷ありの面白い展開を、今から楽しみにしてもらえると思います。
小関裕而さんの生涯
今回NHKドラマ「エール」のモデルとなった小関裕而さんが、どんな方なのかを紹介します。
明治の福島が舞台となり、小関裕而さんが育った環境と、エールで主役となる古山裕一のモデルとなった小関裕而さんと妻の金子さんは、まさに時代を代表する音楽家です。
戦前、戦時中、戦後を生き抜いた二人の生涯は、現代を生きる人にとっても勇気と力強さを与えてもらえると思います。
小関裕而さんは、阪神タイガースの「六甲おろし」を作曲したり、「栄光は君に輝く」という全国高等学校野球大会の歌を作るなど、日本人なら誰でも必ず耳にしたことはある、有名な曲を多数作曲されています。
そんな名曲を多数生み出してきた小関さんの人柄は、もの静かで音楽史上でたくさんの名曲と呼ばれる業績を残しながらも、それを宣伝することも自慢することもなく、ただひたすら妻でる金子さんを愛し続け、仲間を大切にした人物です。
仲間を大切にしながら自分のやるべきことをひたすらやりきる、少し前の時代にいた古き良き偉人こそが、まさに小関裕而さんです。
昭和という波乱に満ちた時代を生きながらも誰もが口ずさめるヒット歌謡曲を連発し、人々の心を揺さぶり続けました。
そんな名曲を生み出し続けてこれたのは、陰ながらいつも傍らで支えてきた妻・金子さんの存在が大きかったようです。
自身も声楽家という道を歩みながら、最終的にはそのキャリアを全て捨てて、夫の裕而さんを励まし続けてきました。
そんな二人だからこそ、この激動の時代を過ごしてこれたのでしょう。
常に明るくポジティブな妻・金子さんと、気弱だけど音楽に関しては天才の夫・裕而さんの、二人三脚の物語を描いた作品が2020年オリンピックイヤーに放送される「エール」です。
小関夫婦が生き抜いた時代は、戦争という悲惨な最中にありながらも、甲子園の行進曲「栄光は君に輝く」のように、自分のことよりも人を元気づけたい、頑張っている人や恵まれない人に声援を送りたい、そんな想いでたくさんの名曲を生み出してきたのではないでしょうか。
今回放送されるNHKドラマ「エール」は、明るい時代も暗い時代も関係なく、どんな時代であっても人々の心を揺さぶり励まし続けた小関さん夫婦が作ってきた名曲のように、このドラマを見る人の心を揺さぶり、朝のひと時で誰かの「エール」になれるように、といった想いが込められているのかもしれません。
2020年はオリンピックの年ですので、小関裕而さんのオリジナルCDも多数販売される予定です。
NHKドラマ「エール」を機に、激動の時代を生き抜いた小関裕而さん夫妻の生涯を振り返ってみてはいかがでしょうか。
明治の福島が舞台となった今回のNHKドラマ連続テレビ小説「エール」の放送を、今から楽しみにしている人もいると思います。
2020年は東京オリンピックが開催されるということもあり、既に日本国内だけでなく海外からの注目も絶大です。
特に日本の朝ドラは、日本国内だけでなく海外の観光客の方々も注目しているドラマの一つです。
モデルとなった小関裕而さんと金子さんの生涯を思い描きながら、連続テレビ小説「エール」を楽しんでください。
主演を演じる窪田正孝さんと、ヒロインを演じる二階堂ふみさんの強烈で山あり谷ありの演技は、見所が満載です。
今では戦争という時代の厳しさや辛さを知らない若い世代の方も多いですが、この「エール」を機に福島で営まれていた生糸輸出など、日本ならではの製造業にも注目してみてはいかがでしょうか。
オリンピックイヤーに放送される「エール」は、時代を超えて世代を超えて多くの方の励ましと勇気を与えることができる作品になるように、という想いが込められています。
主題歌は、まだ決定していないそうですが、これからどんな歌が決まるかも注目されています。
そちらに関しても今後は期待が持たれていますので、発表まで楽しみに待つのも良いのではないでしょうか。