福島県にある随一の珍名所「UFOふれあい館」に行ってみませんか?
目次
はじめに
テレビや雑誌で時たま取り沙汰される、UFO(未確認飛行物体)や宇宙人といったオカルト系の話、みなさんは信じていますか。
嘘だ〜胡散臭いな〜、これCGじゃないの〜?
と言いつつも、恐いもの見たさで、気がつくとがっつり最後まで食い入るようにみてしまっていませんか。
きっと多くの方が同じで、「半信半疑だけれど、そんな世界もあるかもしれないし、なんだかんだ興味がある」という感じではないでしょうか。
実は、そんなUFOにまつわる施設が、福島県にもあるんです!
その名も「UFOふれあい館」!
な、なんだそりゃ!な響きですが、今回は、その謎多き「UFOふれあい館」をご紹介します。
実はここ、オカルトファンにとっては聖地とも言われるほどに有名な場所なんです。
もちろん珍名所としても人気で、作られて30年近く経つ今でも、来館者があとを絶ちません。
ふれあい館って…どういう意味だろう…
UFOや宇宙人と触れ合っちゃうのかな…大丈夫かな…
UFOふれあい館ってなに?
UFOふれあい館とは、福島市飯野町にある「UFO展示+食堂+入浴施設」を兼ねたレクリエーション施設です。
1992年に開館し、その当時は「いいのまちUFOふれあい館」という名称でしたが、2008年に伊達郡飯野町が福島市へ合併したことに伴い、現在の名称に改称されています。
飯野町は昔からUFOの目撃情報が相次ぎ、その度にメディアに取り上げられることもしばしば。
バライティー番組で、飯野町やUFOふれあい館が紹介されているのを目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
UFO目撃情報の他にも、飯野町には「千貫森」という山が綺麗な円錐形になっていることから、その形状から古代ピラミッド説が持ち上がっています。
さらに千貫森では、その昔、良質な砂鉄が産出されていました。そのため磁気が強く、方位磁石が狂うほどの磁場があるのだとか。北を指さないことがあるそうなんです。
そのことも手伝って、UFOが磁気に引きつけられるため目撃情報が後を絶たないのでは、とも言われています。
何かと謎の多い町ですよね。どんどん興味がそそられます。
そこで飯野町は町自体を「UFOの里」と銘打って、UFOにゆかりのある町として、町おこしに繋げようと計画したのでした。
UFOふれあい館には、UFO関係のVHSや動画・写真などの資料が、国内最多の約3000点ほど所蔵されています。
また、UFO専門の施設は国内でも大変珍しく、珍名所としても根強い人気を誇っているようです。コアなファンも多く、今も来館者があとをたちません。
「UFOの里」についてはこちらの記事もどうぞ
▷福島にあるUFOの里とは?UFObふれあい館って何があるの?
【動画】福島市観光PR大使ももりんがUFOの里を案内!
この動画は、福島市の公式YouTubeチャンネル「ふくしまチャンネル(福島市)」のものです。
福島市観光PR大使である「ももりん」がUFOの里を訪れ、動画内で紹介しています。
動画内でUFOふれあい館も詳しく紹介しているので、動画をチェックするだけでふれあい館に行ったような感覚になれますよ。
UFOふれあい館とふるさと創生事業
UFOふれあい館を紹介する上で、欠かすことのできないものが「ふるさと創生事業」です。
その理由は、UFOふれあい館が、ふるさと創生事業で建設され今もなお存続している公共施設として、数少ない成功例であると言われているからなんです。
ふるさと創生事業とは通称名であり、正式には「自ら考え自ら行う地域づくり事業」といいます。
この事業は、バブル経済真っ只中の1988年〜1989年に竹下元総理が発案した公共事業です。竹下元総理といえばタレントのDAIGOさんの祖父ですよね。
地方創生・地域復興のため、1億円を各市町村に交付するという、現代では考えられないほどの太っ腹政策で、「ふるさと創世1億円事業」とも言われていました。さすがバブル時代…。
また、国はその使い道に関して特段言及しないとし、各市町村自らが創意工夫をこらして地域の復興へと力を注いでいたようです。
飯野町では、町おこしとして度々噂されていたUFOの目撃情報を起用。
飯野町は町全体を「UFOの里」と銘打ち、ふるさと創生事業の一環として、1992年にUFOふれあい館をオープンしました。
無計画に建設・製作に費やす市町村が多く見受けられ、無駄遣いだ!と言われるることも多かったふるさと創世事業ですが、UFOふれあい館は今も現役で観光客もあとを立ちません。間違いなく成功例として挙げられるでしょう。
UFOふれあい館の2階はなんと…展望風呂!
UFOと地方創生の成功例、そのことで頭の中がいっぱいになっていますが、実はUFOふれあい館はそれだけではないのです。
2階にはまさかの展望風呂があるんですよ!
しかも、入場料を支払っている方は入浴無料!
ふれあい館のような施設で、2階部分に展望風呂が付いているなんて誰が想像できるのでしょう。これは入るしかないですよね。
展望風呂に入るのであれば、事前に持参しておいた方が良いものが、UFOの里さんのブログに書いてあったのでご紹介します。
まずは、UFOふれあい館にはお風呂があることをあらかじめ知って来館していただけるといいなと思っています。
UFOの里ブログ
そこで、UFOふれあい館のお風呂についてお話ししますと、シャンプーとボディソープは備え付けていますので、入浴に必要なのは、「タオル」と「着替え」だと思われます。(こだわりのシャンプー等は持参してください。)
参考まで、「タオル」は、UFOふれあい館で一本100円で購入することもできます。
ふれあい館にお風呂があることを知らずに訪れる方がたくさんいらっしゃるようです。
せっかく来館したのに入浴したくても準備がないため、入浴を断念されることも多いとのことでした。
お風呂には無料で入れますし、外の景色を見ながら入浴できるので、ふれあい館に訪れた際にはぜひお風呂も堪能してみてくださいね。
入浴したあとは、同じく2階にある「銀河」と「宇宙」という和室の休憩室で休むこともできます。
ふれあい館の展示で頭をたくさん使った後には、お風呂に浸かり休憩室でゆったり休むのも良いですね。
UFO物産館のおすすめメニューは月1,000杯売れるラーメン!
UFOふれあい館には、「UFO物産館」という食堂兼お土産屋さんが併設されています。
物産館の右半分は、飯野町や近隣の市町村の物産品やお土産を販売しています。
水族館に行くと売店は水生生物のぬいぐるみやキーホルダーが売られているので、物産館にもUFO関連のグッズが多いのかと思いきや、売り場の大半が地元の物産品や民芸品でした!
この施設一帯が、もしかすると「道の駅」としての役割も兼ねているのかもしれませんね。
UFO関連とは言い切れませんが、宇宙関連のものとして博物館などでよく目にする、宇宙食なども売られています。
左半分は、食堂になっており、その名を「パノラマ食堂」というそうです。
こちらでもメニューを見る限り、UFOとはあまり関係がありませんでした。
パノラマ食堂の名物は、なんと…ラーメン!
しかもそのラーメンが、「本格的なラーメンでとても美味しい」と口コミで広がり、月に1,000杯も売り上げるのだというから驚きです!
売り切れになってしまうこともあるので、要注意。
名物ラーメンは「飛魚ラーメン」とのことでした。
最近は新メニューの「ダブル地鶏ラーメン」も負けず劣らずの人気ラーメンなのだそう。
どちらのラーメンも、ダブル地鶏スープが使用されています。
このダブル地鶏スープというのが、福島県の特産品である川俣シャモと会津地鶏のダブル地鶏からとったスープなんです。
川俣シャモは、飯野町からほど近い川俣町の地鶏、会津地鶏は福島県会津地方の地鶏なので、その二つを掛け合わせたスープということで、ダブル地鶏スープというわけですね。
飛魚ラーメンはこのスープに、飛魚の煮干しからとった「あごだし」をプラスしています。
どちらもあっさりとしていて、鶏の風味が口の中にふわっと香ります。
麺は細めですが、なかなかの量!男性も十分満足できると思います。女性は少し多めに感じるかもしれませんね。
これは、ラーメンが目的で物産館に訪れる人もいる!という口コミも、納得のできる一杯です。
おわりに
今回は福島県随一の珍名所、UFOふれあい館をご紹介しました。
大人は400円で入場することができ、出入り自由です。さらに追加料金なしで展望風呂に入れてしまうという破格ぶりに驚きました!
UFOふれあい館は、珍スポットマニアの方やオカルトマニアの方から、今でも絶大な人気を誇っています。
ふれあい館の展示物や雰囲気もさることながら、館内スタッフさんの気さくなこと。親切丁寧で、笑顔が印象的です。そんなところも、UFOふれあい館が長く愛され続けている理由のひとつなのだろうなと思います。
UFOを信じる方も信じない方も、ぜひ一度は訪れてみてくださいね。
ベントラー、ベントラー、UFOよ、来〜〜い!
▼UFOふれあい館(UFOの里)
公式HP:https://ufonosato.com/
住所:〒960-1303 福島県福島市飯野町青木小手神森1-299
アクセス:車では、JR福島駅から約25分。バスでは、福島駅からJRバス東北川俣高校前行に乗車約30分、UFOの里で下車後、徒歩10分(急な上り坂あり)。
営業時間:9:00~17:00
入場料:大人400円、小中学生200円
休館日:毎週月曜日(月曜が祝日の場合はその翌日)と、年末年始(12月29日~翌年1月3日)
TEL:024-562-2002