福島の飲んでみたい変わった焼酎まとめ
目次
福島県の変わった焼酎をピックアップ
今回の記事ではそうした定番・人気のお酒ではなく、『変わり種の焼酎』をご紹介します。
毎年金賞を受賞する日本酒や東北で唯一製造できるウイスキー。
アサヒビール工場もあり、東北を代表する酒処として知られる福島県。
酒造りが盛んな福島県だからこそ、変わり酒の焼酎探しも楽しみの一つです。
福島の変わった焼酎①:ゴールドしいたけ焼酎
浜通り地方のいわき市で、みずみずしくなめらかな食感の美味しい「いわきゴールドしいたけ」を使用した本格焼酎です。
この焼酎でしか味わえない、椎茸特有の甘味・旨味が楽しめます。
ゴールドしいたけ焼酎の歴史はまだ浅いですが、県内でトップクラスの人気の焼酎になっているとも言われています。
このゴールドしいたけは「いわきゴールドしいたけうどん」としても知られています。
福島の変わった焼酎②:そば焼酎
本格焼酎そば『福島の風 出逢い』
2009年・2010年・2011年・2012年のモンドセレクション最高金賞を受賞したこのそば焼酎は福島大学との産学官連携で生まれました。
安達太良山の伏流水と、農業に情熱を傾ける会津坂下の「若宮ばくさく」が精魂込めて育てたそばで薫り高く一度は味わってみたい焼酎として人気です。
クセが無くスッキリとした味わいで洋食メニューにも合います。
この商品は”本格焼酎そば”と”本格焼酎そば原酒”の2種類があります。
同名の麦焼酎も安定の味で支持されています。
参考記事:https://craviton.com/products/search/%E7%A6%8F%E5%B3%B6?shopping
本格そば焼酎『かおり』
福島県オリジナルそばの品種である「会津のかおり」と、平成の名水百選「栂峰渓流水」を原水とした喜多方の水で仕込み造り上げた焼酎です。
穏やかな蕎麦の香りとまろやかで上品な味わいが、和食を中心に幅広い料理と調和します
参考記事:http://www.kennan-syuhan.co.jp/product/kaori2014.html
福島の変わった焼酎③:紫蘇焼酎『霊山しそ乙女』
日本百景、うつくしま百名山にも指定されている福島の霊山。
その霊山に近い湧水の里から湧き出る良質な水と、伊達市霊山地域産のしその葉エキスをふんだんに使用した焼酎です。
丁寧に醸した日本酒で抽出し、減圧蒸留した「霊山しそ乙女」は、口の中に優しい紫蘇の香りが広がります。
参考記事:https://www.city.fukushima-date.lg.jp/soshiki/32/4016.html
福島の変わった焼酎④:本格焼酎 赤かぼちゃ焼酎『ちゃちゅちょ』
奥会津金山町の特産品として知られる、可愛らしい見た目と甘い味が特徴の赤かぼちゃを本格焼酎に。
親しみやすく、多くの人に味わって頂きたいので、赤かぼちゃの『ちゃ』。
焼酎の『ちゅ』。
そして超美味いから『ちょう』。
これらを合わせて「ちゃちゅちょ」という名前になりました。
参考記事:https://craviton.com/sp/products/detail/1675
福島の変わった焼酎⑤:もろこし焼酎『白根万歳』
伊達市白根地区の大自然の中で育ったもろこしと麦麹を原料とした焼酎です。
芳醇な香りとなめらかな舌ざわりで飽きの来ない味わいで地元の人に愛されています。
※”とうもろこし”は”もろこし”が品種改良されたものなので全くの別ものです。
参考記事:http://www.nihon-kankou.or.jp/fukushima/detail/07213ga2272086603
参考記事:https://taberugo.net/2264
笹の川酒造の販売する豊富な種類の変わり種焼酎
郡山市にある笹の川酒造では、自治体との様々なコラボ焼酎を製造しています。
どれもが一度は味わってみたい興味を引かれるものばかりです。
- アスパラ焼酎
- とまと焼酎
- ピーマン焼酎
- 牡丹の花焼酎
- 桑の葉焼酎
- 桃の花焼酎
- ほうれん草焼酎
- えごま焼酎
- 牛乳焼酎
参考記事:http://www.sasanokawa.co.jp/original.html
番外編:インパクトある名前の『ハナタレ焼酎』
とてもユニークな名前の焼酎も福島県にはあります。
その名も『ハナタレ焼酎』。
ハナタレとは芋焼酎の醪(もろみ)を蒸留する際に蒸留器から最初に出てくる初留部分のことです。
本格焼酎のアルコール度数最高限度である44.1度~44.9度に割水して瓶詰されています。
アルコール度数が高いので冷凍庫でキンキンに冷やして飲むのがおすすめ。
名前とは違いボトルやラベルの洗練さに目を引かれます。
参考記事:https://item.rakuten.co.jp/auc-concent/2075011/
焼酎には乙類と甲類の2種類がある。
そもそも焼酎には乙類と甲類の2種類あります。
乙類は芋や麦を一度だけ蒸留したもので、芋や麦が本来持つ原料の風味をそのまま味わえる焼酎。
甲類は、サトウキビなどから作られた糖蜜といった原料を何度も蒸留して余計な雑味を取り、より高純度のアルコールを精製したもので、とてもクリアな味わいの焼酎。
また全国的に焼酎は人気ですが、甲類は東日本で強く、乙類は西日本で強いという構成比になっていることもわかっています。
他にも、甲類焼酎のアルコール度数は酒税法で36度未満と定められており、多くのメーカーが20度と25度の2種類を販売しています。
面白いことに、25度は全体的に人気が高いですが、昔から北海道では20度のほうが売れていたりもします。
文化や歴史の違いで、地域ごとの嗜好にも変化が生まれているのでしょう。
値段にも差があります。
乙類は、国産の芋を使っていたりするので原料代が比較的割高になる傾向があります。
これは蒸留プロセスで甲類以上に人の手が加わるためコストが高くなってしまうのも要因です。
甲類は蒸留方法の違いから人の手が加わる工程が少ないため、人件費も抑えられるので乙類に比べて生産効率が良く、安価で販売されています。
また今回ご紹介した福島の変わり種の焼酎には「本格焼酎」と表記されているものがあります。
実は本格焼酎とは乙類焼酎と同じ意味です。
「甲類焼酎と比べて劣っているという誤解を受ける」との理由から、『本格焼酎』という表記が許されています。
こうした違いも知ると、ますます焼酎の奥深さを楽しめることでしょう。
参考記事:https://news.livedoor.com/article/detail/10441093/
参考記事:http://shop.odakyu-dept.co.jp/shop/pages/bishu.aspx
意外と知らない焼酎と泡盛の違い
ラベルやボトルは特に他の焼酎と変わりがない泡盛。
その違いは一体どこにあるのでしょうか。
「泡盛」は、タイ米と黒麹菌を用いて、全麹仕込みと単式蒸留・常圧蒸留で造る沖縄の本格焼酎で、琉球で初めて作られた蒸留酒として600年以上の歴史を持っているお酒でもあります。
また、3年以上貯蔵したものは古酒(クース)と呼ばれます。
泡盛の原料であるタイ米によって甘めの香りがありますが、味わいや風味は銘柄により幅広いバリエーションがあります。
原料にタイ米を使用していること、 次に黒麹菌を伝統的に使用していることが見分ける大きな要素となります。
簡潔にまとめると泡盛と焼酎の大きな違いは3つです。
■泡盛■
原料:タイ米
麹:黒麹
仕込み:全麹仕込み
■焼酎■
原料:ジャポニカ米
麹:白麹
仕込み:二次仕込み
参考記事:https://havespi.jp/11818/
福島の焼酎はネットでも入手可能
福島の焼酎は味に自信があります。
変わった焼酎はもちろん、定番のお米や芋類を原料にした焼酎もネットで容易に購入することができ、全国にこの味が届けられています。
楽天:https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%9C%8C%E7%94%A3/110662/
今後ますます福島の焼酎はバリエーション豊かになる可能性大
今回は福島県の変わり種焼酎と焼酎の豆知識をご紹介しました。
今福島は新しい挑戦の真っ只中で、新たな食材も次々と生まれようとしています。
そして焼酎作りに欠かせない笹の川酒造の製造技術も武器となり、今後ますます変わった焼酎が生まれる可能性も十分に考えられると言えるでしょう。
福島の旅の途中で変わった焼酎を探す。
飲み比べや興味深い焼酎へチャレンジしてみるといった、大人だからこそ楽しめる”遊び”も満喫してみませんか?
魅力に満ちた福島のお酒が楽しい時間へと変えてくれる事でしょう。