低カリウムで病気の進行を抑えるキレイヤサイは腎臓病におすすめ!?
目次
富士通ホームが提供している「キレイヤサイ」は、福島県会津若松Akisaiやさい工場で作られています。
栽培環境のコントロールによって通常よりもカリウムの量が少なく、カリウム摂取の制限をしている腎臓病の人におすすめと言われています。
カリウム摂取制限のある方にも食への喜びを与え、さらには東北の産業を活性化させるという願いから、キレイヤサイが誕生しました。
そこで腎臓疾患のある人におすすめの、キレイヤサイがどのようなものかを紹介します。
腎臓病には様々な種類がある
腎臓病には様々な種類が存在しますが、大きく分けると腎炎やネフローゼ症候群、慢性腎不全などが挙げられます。
腎臓病になってしまう原因は糖尿病や通風、高血圧などによって起こるものもあれば、動脈硬化などの生活習慣病によって慢性腎炎となってしまうこともあります。
そもそも腎臓というのは体の重要な役割を担っている臓器でもあり、尿を作り出したり血圧をコントロールしたり、血液を作る働きを助けるという役割を担っています。
さらにはビタミンDを活性化させて骨を丈夫にしたり、体内環境を一定のバランスに保つ役割もあるとされています。
腎臓の働きが慢性的に低下していくことを慢性腎不全と言いますが、この腎臓病に悩まされている人は国内では約1300万人以上と言われていて、成人の約8人中1人という割合で存在します。
腎臓病の症状とは?
慢性腎不全にかかってしまった際には、初期症状としてはほとんど自覚症状が出ないと言われています。
しかし症状が進行していくと高血圧や手足のむくみ、めまいや息切れ、骨が脆くなり骨折しやすくなったり、体のダルさといった症状が現れます。
腎臓病にかかった時は、一般療法や食事療法、薬物療法や透析療法、血漿交換療法などで治療を行うことになります。
血漿交換療法では、太い静脈にカテーテルを通して体内の血液を一度体外に取り出し、血液を戻すという治療を行います。
血漿交換はベッドに横たわった状態で2~3時間くらいかけて行うことになるため、病気の進行を抑えるためにも食事療法や薬物療法などで腎臓病を治療していく必要があります。
腎臓病の進行を抑えるためには何が必要か?
腎臓病の進行を抑えるためには、食事療法としてカリウム制限やタンパク質制限、リンの摂取制限などを行う必要があります。
そこで腎臓病にかかってしまった人におすすめなのが、「キレイヤサイ」です。
キレイヤサイは低カリウムですので、カリウム制限をしている腎臓病の人でもカリウムの摂取を気にせず食べられるのが最大の特徴です。
キレイヤサイにはレタスやホウレンソウなどがあり、レタスに関してはカリウムを約80%も低下してくれますので、安心して食べることができるのです。
通常、腎臓病にかかってしまうと生野菜が食べられなくなるのですが、カリウムの摂取量が少なければ生野菜を美味しくいただくことができます。
腎臓病になってからも放置してしまうと、病気が進行して心筋梗塞や心不全、脳卒中などのリスクが上がります。
最悪の場合は死に至ることもありますので、悩まれている方はキレイヤサイを使って、できるだけカリウム制限するように心がけましょう。
病気の進行を抑えるための食事制限とは
腎臓病にかかってしまった時には、カリウムだけでなく塩分やエネルギー、タンパク質などを抑える必要があります。
ナトリウムを摂取しすぎると高血圧の原因と言われていますが、カリウムは血圧を下げる働きがあります。
しかし腎機能が低下している腎臓病の人がカリウムを摂取してしまうと、カリウムが体内に蓄積されてしまいます。
そのため結果として、高カリウム血症を引き起こす可能性があるのです。
高カリウム血症は、不整脈を起こして急死することも考えられる恐ろしい症状です。
そのような方は野菜が食べられないのか、と悩むかもしれませんが、そこに登場するのがキレイヤサイです。
富士通グループが福島県の会津若松Akisaiやさい工場で作り上げたキレイヤサイは、通常の野菜と比べて80%ものカリウムのカットに成功しました。
通常のレタスに比べてカリウムの量は5分の1しかありませんので、安心して生の野菜を食べることができるのです。
腎臓病の人が食事制限を行う際にはカリウムだけでなく、塩分やエネルギー、タンパク質の摂取にも注意する必要があります。
塩分は健康な人の約半分、タンパク質を摂取する際には摂取量を減らすのではなく、アミノ酸や脂質などのバランスを考えなければいけません。
そんな食生活も、キレイヤサイを使用すれば一変させることができるのです。
「キレイヤサイ」の実態を徹底調査
腎臓病にかかっている人でも安心して食べられるキレイヤサイは、会津若松市にある「会津若松Akisaiやさい工場」で栽培されいている野菜です。
2013年から、やさい工場として創業を開始しました。
2014年からは大規模な植物工場としての運用が始まり、インターネットを通してキレイヤサイが話題となりました。
キレイヤサイはこの工場内のクリーンルームによって栽培されていて、室内は野菜が育つのに心地良い春先くらいの温度で一定管理されているため、高品質で低カリウムのキレイヤサイを1年中販売することができるのです。
キレイヤサイを栽培するにあたり、埃や雑菌を徹底的に削減したクリーンルームで行うことで、水で洗う必要なく食べられるレタスとして販売されています。
キレイヤサイ・低カリウムレタスの栽培のベースには、ICTや生産管理のノウハウなど、富士通グループならではのテクノロジーが活用されています。
そのため低カロリー以外の機能性野菜も開発できるのではないか、と言われています。
低カリウムのキレイヤサイシリーズ第2弾はホウレンソウ
低カリウムのキレイヤサイであるレタスが話題を呼んだことで、富士通グループではキレイヤサイシリーズとして第2弾のホウレンソウが販売されました。
キレイヤサイのホウレンソウはサラダホウレンソウではないのに生で食べられる、というのが特徴です。
茹でることなく食べることができるように、柔らかく育てられています。
生食用で品種改良されているサラダホウレンソウに比べてホウレンソウの葉が大きく、肉厚感もあるため食べ応えのある野菜です。
ホウレンソウ独特のえぐみの原因となるシュウ酸を抑えたことで、ホウレンソウの本来の味の深みを感じることができるでしょう。
キレイヤサイシリーズのホウレンソウは、レタス同様に低カリウムです。
一般的なホウレンソウと比べて、カリウムの量は3分の1以下と言われています。
雑菌の入らないクリーンルームで育てられ、もちろん農薬も使用されていないことから、小さなお子さんや腎臓病にかかっている人でも安心して生で食べることができます。
低カリウムの「キレイヤサイ」を使った美味しいレシピ
キレイヤサイは、腎臓病にかかった人でも安心して生野菜が食べられる、というのが大きな特徴です。
生野菜として食べることによって野菜本来の栄養をたくさん摂取でき、生野菜の美味しさを堪能することができます。
低カリウムのキレイヤサイを使ったレシピとして、おすすめなのは「タコライス」です。
シャキシャキしたレタスの食感を楽しみながら、レタス本来の色合いも楽しむことができるでしょう。
こちらのレシピであれば、腎臓病にかかっている家族がいても、小さなお子さんと同じメニューで食事を楽しむことができますので、是非とも試してみてはいかがでしょうか。
「キレイヤサイを使ったタコライスレシピの材料(1人前)」
○ごはん 150g
○豚ひき肉 40g
○低カリウム/キレイヤサイのレタス(盛り付け用) 30g
○低カリウム/キレイヤサイのレタス(具材用) 30g
○ミニトマト 2個
○ウズラの卵 1個
○トマトケチャップ 大さじ1
○ウスターソース 大さじ1/3
○カレー粉 0.2g
○塩こしょう 少々
○サラダ油 大さじ3
○マヨネーズ 大さじ1
○低カリウム/キレイヤサイのホウレンソウ(盛り付け用) お好みで
「キレイヤサイを使ったタコライスの作り方」
1.まず盛り付け用のキレイヤサイのレタスを太めに千切りにします。
2.具材用のキレイヤサイのレタスをみじん切りにします。
3.フライパンに油をひいて、フライパンが温まったら豚ひき肉を火が通るまで炒めます。
4.火が通ったことを確認したら、塩こしょう・カレー粉を入れて炒めます。
5.均等に混ざったらトマトケチャップ・ウスターソースを入れて味付けし、具材用のキレイヤサイのレタスを入れて軽く炒めます。
6.お皿にご飯を平らになるように盛り付け、盛り付け用のキレイヤサイのレタスを並べます。
7.その上からフライパンで炒めた具材を盛り付け、ウズラの卵とミニトマトを盛り付け、上から全体にマヨネーズをかければタコライスの完成です。
タコライスであれば、味の基本となるのはトマトケチャップとウスターソース、カレー粉だけですので、小さなお子さんでも美味しく召し上がれると思います。
こちらのタコライスの栄養価はエネルギーが522cal、タンパク質が14g、カリウムが229mg、塩分1.3g
であり、通常のタコライスよりもカリウムを抑えて美味しい食事を楽しむことができるでしょう。
低カリウムのキレイヤサイのレタスとホウレンソウは、富士通ホームのホームページや楽天などからも購入ができます。
小さなお子さんを抱えている人や、腎臓病にかかり悩まれている方は各サイトから購入してみてはいかがでしょうか。
キレイヤサイが気になった人も、是非一度低カリウムのレタスを堪能してみてください。
その美味しさには、きっと驚くと思います。
福島県は会津若松で生産されている、キレイヤサイが話題を呼んでいます。
最近では、インターネットを通して全国の人に知られつつあります。
特に腎臓病にかかっている人からの注文が相次ぎ、低カリウムでありながらも美味しい生野菜が食べられるとして話題を集めているのです。
カリウムの摂取量を抑えることで腎臓病の進行を抑えることができ、様々な症状が出てくる前に食事療法や薬剤療法によって病気を改善させることができるのではないか、と考えられています。
食事は美味しく楽しく食べるものですので、カリウムの摂取制限をしている方でもキレイヤサイを使って、食生活を楽しみましょう。